デルタ航空の旅客機がカナダ・トロントのピアソン国際空港で着陸に失敗し、横転するという衝撃的な事故が発生しました。今回は、事故の状況や原因、そして乗客の緊迫の脱出劇について詳しくお伝えします。
緊急着陸、そして悪夢の横転
2025年2月17日午後3時頃、トロント・ピアソン国際空港に着陸しようとしていたデルタ航空のCRJ900型機が、強風にあおられ横転。機体は上下逆さまの状態になり、乗客乗員80名は恐怖に包まれました。
alt="横転したデルタ航空機。機体は大破し、翼の一部は折れている。"
「コウモリのようにぶら下がった」乗客の証言
事故直後の機内はまさに混沌。CNNの取材に応じた乗客の一人は、「機内でコウモリのようにぶら下がっていた」と当時の状況を語っています。 シートベルトを外すと天井に落ちてしまうという異常事態の中、乗客たちは出口を目指して必死に移動しました。機内には燃料の臭いが充満し、緊迫した空気が漂っていたといいます。
強風と雪…悪天候が事故原因か?
事故当時、空港周辺では最大瞬間風速17.6メートルを観測。着陸態勢に入った機体は、強風と雪で視界が悪く、滑走路も荒れていたと乗客は証言しています。これらの悪天候が事故の主な原因と考えられています。着陸時の衝撃で機体は横滑りを起こし、そのまま横転してしまったのです。航空機の着陸における安全対策、そして悪天候への対応の重要性が改めて問われる事故となりました。
80名全員脱出も…負傷者も
幸いなことに、乗客乗員80名は全員脱出に成功。18名が病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はないとのことです。迅速な救助活動と、乗客乗員の冷静な行動が、大きな惨事を防ぎました。
事故調査と今後の安全対策
カナダ運輸安全委員会は、事故原因の究明に向けて調査チームを現地に派遣。詳細な調査を進めています。航空会社、空港当局、そして関係機関は、今回の事故を教訓に、安全対策の強化に取り組む必要があります。
さらなる情報公開に期待
今回の事故は、航空業界全体の安全意識を高める契機となるでしょう。今後の調査結果と安全対策の進展に注目が集まります。 jp24h.comでは、引き続きこの事故に関する最新情報をお届けしていきます。