50代になると、仕事では降格や給与カット、ハラスメントなどのリスク、家庭では夫婦不和、介護、更年期障害、健康不安など、様々な困難に直面し、孤独感や不安に苛まれることも少なくありません。特に婚活においては、思うように結果が出ず、心身ともに疲弊してしまうケースも。この記事では、50代からの婚活を成功させるための秘訣、そして孤独感や不安を乗り越えるための戦略をご紹介します。
婚活の壁:孤独感と不安の悪循環
婚活でなかなか成果が出ないと、自己肯定感が下がり、孤独感や不安が増幅してしまうことがあります。大阪で警備員として働く大沼英明さん(仮名・54歳)も、38歳から結婚相談所に入会するも、40代半ばになると交際が長続きせず、婚活うつに陥ってしまった経験があります。転職で年収が下がってからは、お見合いの成立も難しくなり、さらに苦境に立たされています。大沼さんのように、婚活の難しさに直面し、諦めかけている50代の方は少なくないでしょう。
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50代からの婚活市場の実態
大手結婚相談所の中には、入会年齢を45歳までに制限しているところも多いのが現状です。結婚相談所マリーミー代表の植草美幸氏によると、50代以上の会員も増えているものの、アプリなどの婚活に疲れて、うつ状態になっている人も少なくないといいます。50代になると、たとえ年収1000万円以上であっても、お見合い相手を見つけるのが難しいのが現実です。
成功の秘訣:自己客観視と傾聴力
植草氏によれば、50代からの婚活で成功する秘訣は、自己客観視と傾聴力にあるといいます。自分の長所や短所を冷静に見つめ直し、相手に合わせたコミュニケーションを心がけることが重要です。例えば、自慢話ばかりしたり、深夜に連絡したりするといった行動は避け、相手の話をよく聞き、共感する姿勢を持つことが大切です。また、肥満や清潔感の欠如など、改善できる点は積極的に改善していく努力も必要です。
理想のパートナー像を明確にする
50代からの婚活では、結婚相手に求める条件を明確にすることも重要です。どのような価値観の人と人生を共にしたいのか、どのようなライフスタイルを築きたいのかを具体的にイメージすることで、相性の良い相手を見つけやすくなります。結婚相談所のカウンセラーに相談しながら、自分の理想のパートナー像を明確にしていきましょう。
50代からの婚活、希望を捨てずに
50代からの婚活は決して容易ではありませんが、諦めずに努力を続けることが大切です。自己客観視と傾聴力を磨き、積極的に行動することで、素敵な出会いを実現できる可能性は十分にあります。「結婚相談所マリーミー」の植草美幸氏も、「50代でも結婚できる人はたくさんいる」と述べています。希望を捨てずに、前向きに婚活に取り組んでいきましょう。