日本列島を襲う強烈な寒波。日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われており、週末にかけて更なる積雪増加が予想されています。交通機関への影響も懸念されるため、最新情報を確認し、安全確保を最優先に行動しましょう。
記録的大雪!各地で平年値を大幅に超える積雪
日本海側では、21日(金)に石川県で「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されるなど、各地で大雪となっています。 富山県朝日町では平年の8倍、松江市でも7倍もの積雪を観測。青森県や秋田県でも平年の2~3倍の積雪となっている地域があります。特に秋田県北秋田市鷹巣では、141cmの積雪を記録し、観測史上最高を更新しました。
21日(金)午前11時の衛星画像
気象予報士の山田花子さん(仮名)は、「今回の寒波は非常に強く、広範囲に影響を及ぼしています。特に日本海側では、短期間で大量の雪が降り積もる恐れがあるため、十分な警戒が必要です」と注意を呼びかけています。
21日(金)午前11時時点の最深積雪
週末にかけて大雪ピーク!交通障害に警戒を
22日(土)は寒波のピークを迎えると予想され、日本海側では引き続き大雪に警戒が必要です。発達した雪雲が次々と流れ込むため、北陸地方や近畿北部を中心に雪の量が多くなる見込みです。すでに積雪の多い地域では、更なる積雪によるなだれや落雪の危険性が高まるため、不要不急の外出は控えましょう。
22日(土)朝の寒気の予想と午前11時の雪の予想
大雪による交通障害も懸念されます。鉄道や道路の運休や通行止めが発生する可能性があるため、最新の情報を確認し、余裕を持った行動を心がけましょう。 気象庁のウェブサイトやNHKのデータ放送などで最新の気象情報を確認することをおすすめします。
大雪時の注意点
- 不要不急の外出は控える
- 最新の気象情報を確認する
- 車での移動は冬用タイヤを装着し、チェーンを携行する
- 雪かきをする際は、複数人で作業し、休憩を挟む
22日(土)にかけての時系列予報と大雪時の注意点
太平洋側も乾燥に注意!火の元に細心の注意を
日本海側が大雪に見舞われる一方、太平洋側では乾燥した晴天が続いています。東京都心では、湿度が10%台まで下がる日が続いており、乾燥注意報が発表されています。空気が非常に乾燥しているため、火の取り扱いには十分注意しましょう。
21日(金)昼過ぎの予想天気分布と現在発表中の乾燥注意報
乾燥対策
- 加湿器を使用する
- こまめに水分を補給する
- 静電気対策グッズを活用する
沖縄地方では、湿った空気の影響で雨が降りやすく、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。
21日(金)午後1時の雨の予想
全国的に厳しい寒さが続く見込みです。最新の気象情報をこまめに確認し、安全な週末をお過ごしください。