大阪・関西万博の落とし物を集約する「忘れ物センター」が12日、報道陣に公開された。4月13日の開幕から5月末までに約3万3200件が拾得物として届けられ、公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズも多いという。
センターによると、落とし物は「ハンカチ・タオル」が最多で、帽子、傘、カード類に続いて5番目に多いのがミャクミャクのグッズだ。持ち主に戻ったのは、全体の2割の約7000件。特にグッズは持ち主がわからないことがほとんどだという。センターは最長3か月まで保管するが、その後は廃棄も検討する。
公式グッズを管理する「2025大阪・関西万博マスターライセンスオフィス」は5月中旬、公式X(旧ツイッター)で、ミャクミャクのぬいぐるみが会場内に置かれた写真を添え、「置いていかないで~~~」と投稿し、注意喚起した。
センターは「大切な思い出が台無しにならないよう、落とし物をしないことが一番。万一に備え、名前を書いたテープを貼るなど持ち主がわかる工夫をしてほしい」と呼びかけている。
落とし物の問い合わせは総合コンタクトセンター(0570・200・066)。