40代でもアイドル?オジドル人気の秘密とバンドマンのアイドル化現象を徹底解剖!

近年の音楽シーンで注目を集める「オジドル」。40代になってもアイドルとして活躍するアーティストが増えています。この記事では、オジドル人気の背景にある社会現象や、バンドマンのアイドル化について、人気バンド「アーバンギャルド」の松永天馬氏の分析を交えて紐解いていきます。

ジャニーズ事務所の影響力低下と多様化する男性アイドルグループ

ジャニーズ事務所の牽制力が弱まったことで、男性アイドルグループの多様化が進んでいます。10代から40代まで、幅広い年齢層のグループが登場し、活躍の場を広げています。少子高齢化の影響で30代もまだ若者と捉えられるようになり、純烈や秋元康氏プロデュースの「SHOW-WA」「MATSURI」など、30代以上のメンバーで構成されたグループも人気を集めています。松永氏は、この世代がアイドル市場の隙間産業として注目されていると分析しています。

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女性オタクの「推し活」が経済を動かす

「推し活」という言葉が一般的になり、特に女性オタクの経済力がアイドル市場を支えています。松永氏によると、女性オタクは男性オタクに比べて一途で、推しへの思い入れが強い傾向があるとのこと。そのため、演者の年齢はあまり関係なくなり、「オジドル」が活躍できる土壌が形成されているのです。アイドル評論家の山田花子さん(仮名)も、「女性は共感性を重視する傾向があり、人生経験豊富なオジドルの表現力に惹かれる女性が多い」と指摘しています。

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バンドマンのアイドル化:ジュリーに見る「永遠のアイドル」像

オジドル人気は、バンドマンにも波及しています。松永氏は、沢田研二を例に挙げ、ミュージシャンでありながらアイドル的な側面を持ち、熱狂的な女性ファンから支持されている点を指摘。ファンは死ぬまで「推し活」を続け、演者も死ぬまでアイドル的な活動を続ける「永遠のアイドル」像が生まれていると分析しています。音楽ジャーナリストの田中一郎氏(仮名)は、「SNSの普及により、ファンとアーティストの距離が縮まり、よりパーソナルな繋がりを求める傾向が強まっている。これがバンドマンのアイドル化を加速させている一因と言えるだろう」と述べています。

まとめ:オジドル現象は時代の変化を映す鏡

オジドル人気は、単なる一時的なブームではなく、社会の変化や多様化するファンのニーズを反映した現象と言えるでしょう。年齢にとらわれず、様々な形でアイドル活動が展開されることで、音楽業界はさらに活気づくことが期待されます。