サイゼリヤの間違い探し:作者山崎秀昭氏に迫る!その誕生秘話と驚きの制作過程

イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」のキッズメニューでお馴染み、あの難解な間違い探し。一度は挑戦したことがあるのではないでしょうか?今回は、そのイラストを手掛けるイラストレーター、山崎秀昭氏(the rocket gold star)にインタビューを行い、制作の裏側や誕生秘話、そして氏が感じる間違い探しの奥深さについて迫ります。

サイゼリヤの間違い探し:誕生の秘密

山崎氏は、サイゼリヤ以外にもスカイマークの機内誌などで間違い探しを制作しています。その間違いポイントは全てご自身で考えているのでしょうか? 実は、サイゼリヤだけは例外とのこと。他の企業の案件では全て山崎氏が間違いポイントを考えているそうですが、サイゼリヤの場合は少し異なる制作過程を経ているそうです。

サイゼリヤとの共同作業

まず、サイゼリヤからテーマが提示されます。例えば、「エスカルゴでお願いします」といった具合です。同時に、テーマに合わせた簡単なラフ画が送られてきます。山崎氏はそれを元に、間違いを含まないイラストを制作します。

次に、完成したイラストをサイゼリヤに提出すると、なんと15個もの間違い候補が送られてくるそうです。その中から10個を選び、間違いポイントとしてイラストに落とし込んでいくという、共同作業のような形をとっているのです。

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ミリ単位の難問!作者も頭を悩ます制作秘話

サイゼリヤの間違い探しは、その難易度が度々話題になります。「難しすぎる」と感じる方も多いのではないでしょうか?山崎氏自身も、制作中にその難しさを感じているそうです。

ミリ単位の差に悪戦苦闘

時には、長さがミリ単位で違うだけの箇所もあり、「こんなのわかる人いないでしょ」と思いながら描いていることもあるとか。そして、イラストを納品してから1~2ヶ月後に店頭に並ぶため、山崎氏自身もすっかり忘れてしまい、自分で探してもわからないことがよくあるそうです。

答えはどこに?

以前は、なんと店員さんですら答えを知らなかった時代もあったそうです。まさに、誰も答えを知らない、究極の間違い探しですね。

山崎氏とサイゼリヤ:意外な関係性

山崎氏は、プライベートでもサイゼリヤによく行くそうです。小学生のお子さんがサイゼリヤ好きということもあり、新メニューが登場する度に足を運んでいるとのこと。

子どもたちは意外にも…?

しかし、山崎氏のお子さんは、家でイラスト制作風景をよく見ているためか、サイゼリヤの間違い探しにはあまり興味を示さないそうです。そのため、お店では山崎氏一人で黙々と間違い探しに挑戦しているという、微笑ましいエピソードも。一方で、お子さんの友達を連れて行った際には、みんな喜んで間違い探しに挑戦してくれるそうです。

まとめ:間違い探しのプロフェッショナル、山崎秀昭氏の情熱

ミリ単位の緻密な作業、そしてサイゼリヤとのユニークな共同制作。山崎氏の作品からは、間違い探しに対する深い愛情とプロフェッショナルとしてのこだわりが感じられます。皆さんも、次回サイゼリヤを訪れた際には、ぜひ山崎氏の作品に挑戦してみてはいかがでしょうか?