6月20日に突如発表された国分太一さんの無期限活動休止は、多くの人々に衝撃を与えました。日本テレビの福田博之社長は記者会見で詳細を明かさず、「コンプライアンス上の複数の問題」があったと説明するに留まりましたが、この件は波紋を広げています。
詳細報道と疑惑の内容
日テレは国分さんに対し、出演番組の降板を既に発表しています。『ザ!鉄腕!DASH!!』をはじめ、『男子ごはん』(テレビ東京系)や『世界くらべてみたら』(TBS系)など、計6本のレギュラー番組への降板を各局に申し入れているとのことです。
プライバシー保護を理由に詳細が伏せられていましたが、次第に報道されるようになった疑惑の内容は深刻です。『スポニチ』や『WEB女性自身』の報道によれば、国分さんは番組の女性スタッフに対し、セクシュアルハラスメントにあたるような写真要求や、卑猥な動画をLINEで送っていたと伝えられています。
さらに、番組スタッフへのパワーハラスメントまがいの言動が常習的におこなわれていたという“裏の顔”も報じられ、これまでの爽やかなイメージとの乖離に衝撃が走っています。
セクハラやパワハラ疑惑により無期限活動休止中の国分太一氏
一変したイメージ:過去の結婚観との対比
これまでスキャンダルとは無縁で、爽やかなイメージを保ってきた国分さんですが、今回の件で状況は一変しました。特に懸念されるのは、2015年に結婚を発表した元TBS局員の妻と、2人のお子さんたちの胸中です。
妻とは2008年に交際が報じられ、3年後の2011年には国分さんの希望とされる形でTBSを退社したと報じられています。いわゆる寿退社かとも見られましたが、実際に結婚に至るには数年を要し、2015年9月、東京・赤坂のTBS局内で結婚報告会見がおこなわれました。
結婚会見で国分さんは、結婚の決め手として、2009年に大病を患い1カ月ほど入院した際のエピソードを語っています。「心身ともに疲れているときに、いろいろと助けてもらえた」ことが、結婚への気持ちにつながったと明かしました。
妻が語った“成長”:現在の騒動との皮肉
当時、多忙だった奥さんが毎日病室に通い、身の回りの世話をしてくれたことが、国分さんの大きな励みになったそうです。妻の魅力について聞かれた国分さんは、「とにかく尊敬できる」と述べ、「日本語が下手くそな僕にダメ出ししてくれたり、仕事で常識を忘れる僕を誰よりも先に訂正してくれる」と感謝の思いを語っていました。
「タレントとしての成長よりも、一人の男としての成長を望んでくれている」と嬉しそうに話していた姿が印象的ですが、その約10年後に今回の騒動です。もし疑惑が事実であれば、奥さんが願った「一人の男としての成長」には残念ながら至らなかったと言わざるを得ません。
今回の活動休止を受け、国分さんは「自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因」と謝罪コメントを発表しました。自らを見つめ直し、再び活動できる日が来るのか注目されます。
参考:Yahoo!ニュース、FLASH