岩手県野田村で7日午前10時50分ごろ、「ゲリラ攻撃の可能性がある」とする情報が誤って防災無線で放送された。全国瞬時警報システム(Jアラート)を防災無線から放送するためのシステムの誤作動で、村は約10分後に誤報だと訂正したが、住民からは「どういう状況なのか」などと問い合わせが相次いだ。
村によると、Jアラートは、ミサイル発射や災害情報を瞬時に住民に伝えるため、あらかじめさまざまな自動音声が登録されており、「ゲリラ攻撃」もその一つだった。委託業者が機器の交換作業をした後、試験的に音声を流す際に操作を誤ったという。
村総務課は「業者に原因をきちんと報告してもらい、今後このようなことがないように努めたい」としている。