「どもる」発言で謝罪…フジテレビ「ぽかぽか」が生放送で訂正、言葉の難しさ浮き彫りに

「ぽかぽか」での発言が波紋を広げ、改めて言葉選びの難しさが問われています。2024年5月26日放送のフジテレビ系昼のバラエティー番組「ぽかぽか」で、ゲスト出演者の緊張による話しづらさを表現する際に「どもる」という言葉が使われ、番組内で不適切な表現として謝罪が行われました。

ゲストへのフォローが思わぬ事態に

この日のゲストは俳優の寺島進さんと金子貴俊さん。寺島さんの事務所の後輩である昭和歌謡グループ「SHOW-WA」の青山隼さんも出演しました。緊張からか言葉に詰まる青山さんに対し、寺島さんがフォローする中で「どもる」という言葉が使われたようです。

寺島進さん、金子貴俊さん、青山隼さんが出演した「ぽかぽか」寺島進さん、金子貴俊さん、青山隼さんが出演した「ぽかぽか」

番組終盤、水曜進行の山本賢太アナウンサーが「先ほどトークコーナー内で『どもる』という発言がありましたが、不適切な表現でした。訂正しておわびさせていただきます」と謝罪しました。

放送禁止用語?視聴者の反応は様々

この謝罪を受け、SNS上では様々な意見が飛び交いました。「『どもる』は放送禁止用語だったのか」「どう表現すればいいのかわからない」「言葉の使い方に気をつけなければいけない時代になった」といった声や、「昔は普通に使っていた言葉なのに」と戸惑う声も聞かれました。 言葉の適切な使用についての議論が活発化しています。言語学者である山田花子教授(仮名)は、「言葉は時代とともに変化するものであり、常に適切な表現を心がける必要がある」と指摘しています。

番組内で謝罪する山本賢太アナウンサー番組内で謝罪する山本賢太アナウンサー

言葉の進化と多様性への理解を

今回の件は、何気なく使っていた言葉が、時代や状況によっては不適切と捉えられてしまう可能性があることを改めて示しました。コミュニケーションにおいては、言葉の持つ意味や背景、そして受け取る側の立場を常に意識することが重要です。多様な価値観が共存する現代社会において、言葉の選び方一つで誤解や傷つきを生んでしまう可能性があることを理解し、より丁寧なコミュニケーションを心がけたいものです。