『キングダム 76』が首位!トーハン週間コミックランキング詳報と映画情報

日本国内の出版業界において、毎週注目されるトーハンの週間ベストセラーランキングが7月23日に発表され、コミック部門では原泰久氏の『キングダム 76』が堂々の第1位を獲得しました。続く第2位には『ONE PIECE 112』、第3位には『黄泉のツガイ 10』がランクインし、人気シリーズの最新刊が市場を牽引する形となりました。今回の記事では、首位に輝いた『キングダム』の最新情報に加え、注目すべきコミック作品の動向を詳しくお伝えします。

『キングダム 76』が圧倒的首位獲得!最新刊と映画続報

[『キングダム 76』が首位!トーハン週間コミックランキング詳報と映画情報キングダム最新76巻の書影。主人公信が描かれた力強い表紙。キングダム最新76巻の書影。主人公信が描かれた力強い表紙。]

約4ヶ月ぶりの最新刊となる『キングダム 76』では、戦国七雄の一つである韓との激しい戦いが描かれています。秦軍の韓攻略戦における信の活躍が、読者の期待を集めています。

さらに、ファン待望の映画に関する重大発表も行われました。7月11日には、実写映画版『キングダム』の第5弾が2026年夏に公開されることが明らかになりました。これまでのシリーズ4作は、山崎賢人さん演じる信、吉沢亮さん演じる嬴政、大沢たかおさん演じる王騎将軍など豪華キャストが集結し、原作ファンのみならず幅広い層に熱狂的な支持を受けています。最新作のテイザービジュアルでは、山崎賢人さん演じる信が甲冑を身につけ、剣を携える力強い姿が映し出され、早くもSNSでは「待ってました!」「また暑い夏がやってきますね」「めちゃくちゃ嬉しい」といった喜びの声が多数上がっています。一方で、「桓騎将軍は?」「王翦は?」「廉頗様は?」「蒙恬誰?」など、原作で特に人気の高いキャラクターのキャストに関する予想合戦も活発に繰り広げられており、映画への期待度が伺えます。

注目作『修羅の刻 23』が7位にランクイン

今回のランキングでは、7位に初登場した川原正敏氏による人気格闘マンガ『修羅の刻(23)』も注目を集めています。これは「修羅の門」の外伝シリーズであり、主人公が伝承する武術の流派・陸奥圓明流が、日本の様々な時代の陰で活躍する姿を描いています。最新巻の舞台は平安中期に設定されており、“修羅”と伝説の陰陽師・安倍晴明との歴史的な邂逅が描かれ、ファンを魅了しています。

『キングダム 76』詳細:王都圏・英呈平原の戦い

集英社ウェブサイトによると、『キングダム 76』の主な内容は以下の通りです。
紀元前230年の韓攻略戦において、秦軍は第二の都市・南陽を無血開城させることに成功し、兵力を維持したまま大軍勢で王都・新鄭へ出陣します。対する韓軍は王都手前の英呈平原にて布陣。副将を任された信は、圧倒的な士気で挑み来る韓軍を打ち破れるのか、戦の行方が注目されます。

『ONE PIECE 112』詳細:エルバフ上陸と新たな冒険

[『キングダム 76』が首位!トーハン週間コミックランキング詳報と映画情報『ONE PIECE』最新112巻の書影。主要キャラクターが集合した賑やかなデザイン。『ONE PIECE』最新112巻の書影。主要キャラクターが集合した賑やかなデザイン。]

集英社ウェブサイトによると、『ONE PIECE 112』では、麦わらの一味が念願の巨人族の国エルバフに上陸し、ロビンがかつての恩人サウロとの待望の再会を果たします。未知の秘境で新たな冒険が動き出す一方で、不穏な空気を纏った侵入者が出現し、嵐の予感が漂います。“ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマンが、さらに深みを増していく展開です。

今回のトーハン週間コミックランキングは、『キングダム』や『ONE PIECE』といった国民的漫画の揺るぎない人気を改めて示す結果となりました。特に『キングダム』は、新刊発売と実写映画化の話題が重なり、今後も大きな注目を集め続けることでしょう。日本のコミック市場は常に活況を呈しており、これからも多様な作品が生み出され、国内外のファンを魅了し続けることが期待されます。

参考文献