横浜市で20代女性のはしか感染が確認されました。タイ渡航歴があり、予防接種を受けていなかったとのことです。感染拡大防止のため、改めてはしかへの注意喚起が必要です。
はしか感染確認の経緯
横浜市在住の20代女性は、2月9日にタイから帰国。2月17日に発熱し、21日には喉の痛みなどの症状が現れたため、横浜市内の病院を受診しました。検査の結果、はしかへの感染が確認されました。この女性には、はしかの予防接種歴はありませんでした。
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感染拡大の可能性と注意喚起
女性は発症前後の2月16日と17日に東急東横線の綱島駅~渋谷駅間、渋谷駅~幡ヶ谷駅間の京王バスを利用。さらに、受診当日の21日には東急東横線の綱島駅~菊名駅間を利用していたことが判明しています。
はしかは空気感染する可能性もあるため、同じ交通機関を利用していた人は注意が必要です。感染研の専門家(仮名:佐藤先生)によると、「はしかウイルスは空気中を漂いやすく、感染力が非常に強い。潜伏期間中に感染を広げてしまう可能性もあるため、早期発見と適切な対応が重要」とのことです。
はしかの症状と対策
はしかの主な症状は、高熱、咳、鼻水、目の充血、発疹などです。これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関に電話連絡の上、受診するようにしましょう。自己判断で市販薬を服用するのではなく、必ず医師の診断を受けることが大切です。厚生労働省のウェブサイトでも、はしかに関する詳しい情報が提供されています。
予防接種の重要性
はしかはワクチンで予防できる病気です。予防接種を受けていない、または接種歴が不明な場合は、医療機関に相談し、予防接種を受けることを検討しましょう。特に海外渡航を予定している場合は、渡航前に予防接種を受けることが推奨されています。
周りの人にうつさないために
もしはしかに感染した場合、周りの人に感染を広げないための対策も重要です。咳エチケットを徹底し、マスクの着用を心がけましょう。また、人混みを避ける、外出を控えるなど、感染拡大防止に努めることが大切です。
横浜市は、はしかを疑う症状が現れた場合は速やかに医療機関に連絡し、受診するよう呼びかけています。自分自身の健康を守るだけでなく、周りの人の健康を守るためにも、正しい知識と行動を心がけましょう。