BTSジンへのキス騒動、日本人女性をセクハラ容疑で立件

BTS(防弾少年団)のメンバー、ジン(キム・ソクジン、32歳)にファンイベント中にキスをした日本人女性が、セクハラ容疑で立件されたことが明らかになりました。この事件は、K-POPアイドルとファンとの適切な距離感について改めて議論を巻き起こしています。

キス事件の概要と警察の対応

2024年6月13日、ソウル松坡区の蚕室体育館で開催されたBTSデビュー11周年記念イベント「2024 FESTA」にて、ジンはファン1000人とフリーハグを行う企画を実施していました。その最中、日本人女性Aがジンの頬に突然キスをするという出来事が発生。この様子はカメラに捉えられ、SNSなどで拡散され、大きな波紋を呼びました。

BTSジンにキスをする日本人女性(イメージ)BTSジンにキスをする日本人女性(イメージ)

ソウル松坡警察署は、国民申聞鼓(韓国政府へのオンライン通報窓口)を通じたファンからの通報を受け、内偵捜査を開始。国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の協力を得て、約7ヶ月後、容疑者Aの身元を特定しました。そして先月末、公衆密集場所におけるセクハラの容疑でAを立件しました。

警察はAに出頭要請を行っていますが、現時点ではまだ応じていないとのことです。

アイドルとファンの距離感、改めて問われる

今回の事件は、アイドルとファンの適切な距離感について改めて議論を呼ぶものとなりました。K-POPアイドルの人気は世界的に高まっており、ファンイベントなども盛んに行われていますが、一部のファンによる過激な行為が問題視されるケースも少なくありません。

韓国の芸能評論家、イ・ジョンホ氏(仮名)は「今回の事件は、一部のファンがアイドルを私物化している現状を浮き彫りにした。アイドルも人間であり、尊重されるべき存在であることを改めて認識する必要がある」と指摘しています。

警察の今後の捜査とジンの対応

警察は今後、被害者であるジンからも事情聴取を行う予定です。しかし、ジンのスケジュールや具体的な内容については、プライバシー保護の観点から公開を控えるとしています。

BTSジン(イメージ)BTSジン(イメージ)

今回の事件が、アイドルとファンのより良い関係構築のための契機となることを期待したいところです。

まとめ

BTSジンへのキス事件は、ファンによる行き過ぎた行為が大きな問題となることを示す事例となりました。アイドルとファンの適切な距離感の維持、そして相互尊重の精神が改めて重要視されるべきでしょう。今後の警察の捜査の進展、そしてジン本人からのコメントが注目されます。