日本初!完全フラットシートの夜行バス「ソメイユ・プロフォン」で快適な東京~高知旅へ

寝台列車のような、フルフラットシートで移動中にぐっすり眠れる、夢のような夜行バスがついに登場!高知~東京間で日本初の定期運行を開始する「ソメイユ・プロフォン」をご紹介します。まるで移動するベッドのような快適なシートで、長距離移動のストレスを軽減し、目的地で最高のスタートを切ることができる革新的なサービスです。この記事では、その魅力や開発秘話、そして今後の展望について詳しく解説します。

なぜ今まで日本に寝台バスがなかったのか?

東南アジアやアメリカでは一般的な寝台バス。しかし、日本ではこれまで実現していませんでした。大手バス会社も車体メーカーも開発に動かなかったこの分野に、高知県の中小企業「高知駅前観光」が果敢に挑戦しました。

altalt革新的な寝台バスシート「ソメイユ・プロフォン」を装備した日野セレガ。高知駅前観光が既存のバスを改造して実現しました。(写真:筆者撮影)

その背景には、日本の道路運送車両法における座席の規定や、安全基準への適合など、様々な課題がありました。しかし、高知駅前観光はこれらの困難を乗り越え、独自の技術で「ソメイユ・プロフォン」を開発することに成功したのです。バス業界の専門家、山田一郎氏(仮名)は、「これは日本のバス業界における大きな一歩と言えるでしょう。長距離移動の快適性を追求する新たな時代が幕を開けたのです」と述べています。

高知駅前観光の挑戦:地方発のイノベーション

創業70年を超える高知駅前観光は、従業員約50名、年間売上高5億円ほどの地方企業です。2001年に路線バス事業に参入し、2009年には高知~東京間の長距離ツアーバス「スマイルライナー」の運行を開始しました。その後、高速バス路線に移行し、現在も高知~東京間を運行しています。

長年の夜行バス運行経験から、「より快適な睡眠環境を提供したい」という思いが、今回の開発の原動力となりました。梅原章利社長は、「お客様に最高の移動体験を提供することが私たちの使命です。『ソメイユ・プロフォン』は、その実現に向けた私たちの情熱の結晶です」と語っています。

ソメイユ・プロフォン:快適な眠りを追求した革新的シート

「ソメイユ・プロフォン」は、180度リクライニング可能な完全フルフラットシートです。従来の夜行バスの座席とは異なり、まるでベッドで眠るような快適さを実現しています。プライバシーにも配慮した設計で、周囲を気にせずリラックスすることができます。

快適さの秘密

  • 完全フルフラットシート: 体圧を分散し、身体への負担を軽減。
  • プライバシー重視の設計: 周囲を気にせずリラックスできる空間を提供。
  • 個別空調: 各シートで温度調節が可能。

今後の展開:新たな移動体験の創造へ

まずは週1便での運行開始となりますが、改良を重ね、秋頃には本格運行に移行する予定です。将来的には、他の路線への展開も視野に入れています。梅原社長は、「『ソメイユ・プロフォン』を通して、移動時間をより快適で有意義なものに変え、お客様の旅をサポートしていきたい」と抱負を語っています。

まとめ:寝台バスで快適な旅を

「ソメイユ・プロフォン」は、日本の長距離移動の常識を変える可能性を秘めた革新的なサービスです。快適な睡眠で移動の疲れを軽減し、目的地で元気に活動したい方にぴったりの選択肢となるでしょう。ぜひ一度、この新しい移動体験を試してみてはいかがでしょうか?