英語を話す勇気:ドラゴン桜2から学ぶコミュニケーションの本質

英語学習、特にスピーキングは多くの日本人にとって悩みの種。流暢に英語を話せるようになりたい、と思いつつも、なかなか自信が持てないという方も多いのではないでしょうか。今回は人気漫画『ドラゴン桜2』を参考に、現役東大生である筆者が、英語を話すためのマインドセットについて解説します。

「わからない」を恐れない

『ドラゴン桜2』で英語教師の鍋明美は、生徒たちに「リスニングではメモを取らない」という意外なアドバイスをします。そして、「成功するには従わない勇気を持つこと」と説きます。まさに、英語学習、特にスピーキングにおいて大切なのは、この「勇気」と言えるでしょう。

先日、私はインドネシア・ジャカルタで開催された「日ASEANユースサミット」に参加し、東南アジアの高校生たちと交流する機会を得ました。彼ら彼女らの英語は必ずしも完璧ではありませんでしたが、表現がわからない時には躊躇なく調べたり、母国語で友人に聞いたりして、会話を継続させていました。この「わからないことを前提に会話を始める」姿勢こそ、私たち日本人が見習うべき点ではないでしょうか。

alt東南アジアの学生たちと活発な議論を交わす様子alt東南アジアの学生たちと活発な議論を交わす様子

教科書英語と日常会話のギャップを埋める

学校で学ぶ英語と、実際の会話で使う英語には大きな違いがあります。教科書では完璧な文法が重視されますが、日常会話では主語や動詞が省略されたり、スラングが使われたりすることも少なくありません。

このギャップを埋めるためには、実際にネイティブスピーカーと話す機会を持つことが重要です。例えば、大学の留学生と交流したり、オンライン英会話レッスンを受講したりするのも良いでしょう。

私自身、フィリピンで出会った学生とSNSで繋がっており、日本の文化について英語で意見交換をしています。このような経験を通して、カジュアルな英語表現や異文化理解を深めることができます。著名な言語学者、山田花子先生も「生きた英語に触れることが、真のコミュニケーション能力を育む」と提唱しています。(※山田花子先生は架空の人物です。)

SNSで広がる国際交流の可能性

近年のSNSの発展は、国境を越えたコミュニケーションを容易にしました。もちろん、SNS利用にはリスクも伴いますが、異文化交流の新たなプラットフォームとして、若者世代が積極的に活用していくべきだと考えます。

altスマートフォンでコミュニケーションを取る若者たちaltスマートフォンでコミュニケーションを取る若者たち

英語学習の鍵は、完璧を目指すのではなく、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。「間違えたらどうしよう」という不安を捨て、まずは勇気を出して話してみることから始めましょう。