自民石破氏&立民福山氏 政治の多様性めぐり議論 首相批判も一致?





トークイベントで議論する自民党の石破茂元幹事長(左)と立憲民主党の福山哲郎幹事長=8日午後、東京都渋谷区(奥原慎平撮影)

 自民党の石破茂元幹事長は8日、都内で開かれたトークイベントで立憲民主党の福山哲郎幹事長と共演し、「マイノリティーが政治を変える」をテーマに議論した。石破氏は「LGBT(性的少数者)や障害を持つ人が同じように社会参画できる世の中を作ることが政治の役割だ」と訴え、福山氏も次期国政選挙で障害者や女性の候補者の擁立に力を入れる考えを示した。

 石破氏は「選挙で勝ったからといって『こんな人たち』みたいなことを言ったらいけないし『他よりマシだろう』みたいなことを言っても、いいやり方だと思わない」とも述べた。

 安倍晋三首相が平成29年の都議選で演説を妨害する一部の聴衆に対し「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と発言し、今年3月の党大会で民主党政権時代を「悪夢」と表現したことを念頭にしたとみられ、福山氏も深くうなずいていた。



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