消防記念日である3月7日をきっかけに、元消防士の異色な経歴を持つ芸能人を紹介します。今回は、持ち前の明るさと情熱で「レスキュー!」の掛け声とともに活躍する、ピン芸人ワタリ119のストーリーに迫ります。
消防士から芸人へ:ワタリ119の転身ストーリー
ワタリ119は、幼い頃からの夢を叶え、高校卒業後に札幌市の消防士として約4年間勤務していました。しかし、あがり症という壁にぶつかり、現場で実力を発揮できないジレンマを抱えていたそうです。そんな中、事故をきっかけに退職を決意。自分自身を見つめ直し、「周りから面白いと言われる」という強みを活かす道を選び、お笑い界へと飛び込みました。
ワタリ119の消防士時代
転身について、ワタリ119はインタビューで「消防士としては一度死んだと思っていたので、芸人への転職はあまり怖くなかった」と語っています。この言葉からは、彼の人生における大きな転換期と、新たな挑戦への強い決意が感じられます。
笑いの現場で活躍:レスキュー魂で挑むバラエティ番組
2015年10月、ワタナベコメディスクールに入所し、芸人としての道を歩み始めたワタリ119。コンビ時代を経てピン芸人となり、『さんまのお笑い向上委員会』や『有吉の壁』などの人気バラエティ番組に出演。持ち前の体力を活かした体を張った芸風で注目を集めました。
R-1グランプリでの躍進:全国区へ
2020年には、ピン芸人日本一決定戦『R-1ぐらんぷり』(現『R-1グランプリ』)で決勝進出を果たし、その名を全国区に広めました。消防士時代に培った精神力とレスキュー魂は、笑いの現場でも遺憾なく発揮されています。
消防士経験を活かした活動:YouTubeやインスタグラムで発信
現在、ワタリ119は「レスキュー!」の掛け声とともに、バラエティ番組への出演だけでなく、マラソンなどの体力系イベントにも積極的に参加。さらに、YouTubeやインスタグラムでは「消防士あるある」動画を投稿し、消防士経験を活かしたコンテンツでファンを楽しませています。
ワタリ119の芸人活動
夢を諦めた経験をバネに、得意分野で新たな成功を掴んだワタリ119。彼のお笑い界での活躍は、多くの人々に勇気を与えていると言えるでしょう。今後の更なる飛躍に期待が高まります。