9日の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」では、オープニングで最近の日本維新の会の動きに絡めて、出演した維新創業者の橋下徹氏に「言いたいこと」をテーマにトークを行ったが、そこから議論が「橋下院政疑惑」に突入した。
須田慎一郎氏が「院政敷いてんじゃないの?」とブチ込み。具体例として、兵庫維新の県議がNHK党の立花孝志氏に情報提供した問題で、増山誠県議、岸口実県議に対する「除名」「離党勧告」の処分方針が、橋下氏がテレビ番組で「処分が逆だ」と言ったら、橋下氏の言った通りになったと指摘した。
これに橋下氏は、百条委員会の音声データを漏洩した秘密暴露より、誹謗中傷文書の拡散のほうが重いのではとし、当初から兵庫維新の現場の意見は自分と同じだったとして「僕は単にコメンテータとしてぽんと言っただけ」と主張した。須田氏が「僕だってコメンテーターなのに、僕の言うことなんて1回も!」と笑わせた。
竹中平蔵氏は「橋下徹という人はDNAそのもの。影響があるに決まってる」と指摘して政界復帰を勧め「こんな番組で気楽なコメントしてる場合じゃない」と笑わせた。
宮家邦彦氏は「評論家は評論家。僕は現役じゃないから、現役に任せてそれ以上言わないようにしているが、橋下さんは評論家ののりを若干超えてる。政策的にエネルギーがある。戻ったほうがいいんじゃない?」と痛いところを突いた。
橋下氏は、自身を含め、これまで支えてきた創業メンバーや、国会議員団の手法に対して「もうええでしょ」と主張した。
今回の自公維の合意は、旧執行部メンバーに頼ったとの指摘に「裏側を全部言いましょうか?」として、吉村洋文代表や前原誠司共同代表は、旧執行部の顔は立てたが、「実際の合意は誰がやったかというと、吉村さん、前原さん、石破さんがやってるんです」と語った。
須田氏が「でも不思議なのは、党を離れてるのに、なんでそんな詳しいの?」と突っ込んで爆笑が起こり、橋下氏が「いろんな情報収集するんですよ」と笑った。
ここですでに冒頭から30分が経過しており、黒木千晶アナウンサーが「みなさん、ようしゃべりますね。今からオープニングです」と番組を開始した。