「私は幼少のころより折にふれて、看護師の的確な判断や対象者の意をくんだ臨機応変な対応に接し、相手の心身に寄り添う誠実な姿勢に、看護師のすばらしさを感じてまいりました」
【写真あり】12月17日、埼玉鴨場で各国の大使たちと談笑された愛子さま
12月14日、千葉大学看護学部の創立50周年式典に出席された愛子さま。壇上から大学関係者や在学生たちに向かって、そう挨拶された。皇室担当記者はこう話す。
「ご挨拶からも、愛子さまの看護師という職業に対する強いリスペクトが伝わってきました」
愛子さまにとって看護師は身近な存在でもあったという。前出の皇室担当記者が続ける。
「内廷皇族を担当する看護師は、宮内庁病院から派遣されるケースが多いです。ご幼少のころから、天皇皇后両陛下の体温や血圧を測る仕事ぶりなどもご覧になっていたでしょうし、雅子さまがご公務でご不在のときには、遊び相手にもなってくれていたそうです」
さらに愛子さまにとって忘れられない出来事が。
「愛子さまは9歳のとき、マイコプラズマ肺炎と思われる症状で入院されました。一時は39度前後の発熱もあり、雅子さまも泊まり込みで看病されるほど。ただ病院では手厚い看護を受けられ、愛子さまも非常に心強く思われたようです。
退院されるときには、医師や看護師たちに何度もお辞儀をされていました。さらに翌月にお誕生日を迎えられた際には、宮内庁から“治療にあたった医師や看護師に感謝されている”といった愛子さまのお気持ちも明らかにされています。
それ以来、看護師は愛子さまにとっての夢の職業であり続けたのです。学習院女子中等科1年生のときには『看護師の愛子』という“短編小説”を執筆されました。動物たちを看護する海の上の診療所を舞台にした物語です。
ご就職先に日本赤十字社を選ばれたのは、看護師をはじめとした医療従事者たちの力になりたいというお気持ちもあったからだと思われます」(前出・皇室担当記者)
■新たな専従職員は宮内庁でも優秀な若手
’26年4月から社会人3年目となられる愛子さま。千葉大学ご訪問からの3日後には、埼玉鴨場で外交団を接遇するなど、お一人でのおつとめも増えているが、新年度からは、さらにご公務を増やされるという。現在、愛子さまの専従職員は1名だが、それが3名に増員される方針なのだ。
宮内庁関係者によれば、
「侍従職には、両陛下の行幸啓などを担当する内廷第一係と、愛子さまのお成りなどを担当する内廷第二係という部署があります。
社会人1年目のころは、愛子さまは両陛下とご一緒に公務に臨まれることも多く、第二係の業務も多くはなかったのです。
しかし11月にラオスを公式訪問されたように、今後は愛子さまの単独のご公務が増えていきます。それに伴い第二係の愛子さま専従の職員を増員することになったのです。宮内庁のなかから、若手の優秀な職員が選ばれると聞いています。愛子さまお一人のご公務も、倍増すると見込まれています」






