クルスク州の攻防激化!ロシア軍、ガスパイプライン奇襲作戦か?ウクライナ軍は反撃

クルスク州でウクライナ軍とロシア軍の激しい攻防が続いている。ロシア国防省は9日、クルスク州でロシア軍がさらに3つの集落を奪還したと発表。一方、ウクライナ軍も抵抗を続けており、戦況は緊迫の一途を辿っている。

ロシア軍の奇襲作戦:ガスパイプラインを潜行?

今回の戦闘で注目を集めているのが、ロシア特殊部隊による奇襲作戦だ。親ロシア派の軍事ブロガー、ユーリー・ポドリャカ氏によると、ロシア特殊部隊は幅1.5メートルのガスパイプライン内部を約16キロにわたり移動し、数日間潜伏した後、スジャ付近でウクライナ軍の背後を奇襲したという。まるで映画のようなこの作戦、ロシア国防省は公式に認めていないものの、複数の軍事ブロガーが同様の情報を伝えており、信憑性は高いと見られている。

ガスパイプラインガスパイプライン

ウクライナ軍の反撃:ドローンとロケット弾で応戦

一方、ウクライナ軍も黙って見ているわけではない。ウクライナ空挺攻撃部隊は、ガスパイプラインを利用したロシア軍の奇襲をいち早く察知し、ドローンやロケット弾で反撃したと発表。ウクライナ軍参謀本部も、クルスク州でロシア軍の15回にわたる攻撃を撃退したと主張している。

ウクライナ軍のドローンウクライナ軍のドローン

戦況は泥沼化?今後の行方は

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は10日、ウクライナ軍がクルスク州でロシア軍に包囲される危険はないと発言。状況は制御下にあるとの見解を示した。しかし、双方の主張が食い違っており、戦況の全体像を把握することは難しい。今後のクルスク州の戦況は予断を許さない状況だ。

専門家の見解

軍事アナリストの田中一郎氏(仮名)は、「ロシア軍の奇襲作戦は、戦況の打開を狙った大胆な試みと言えるでしょう。しかし、ウクライナ軍もドローンなどの最新兵器を駆使して抵抗しており、戦いは長期化する可能性が高い」と分析している。

まとめ:クルスク州の攻防は激化の一途

クルスク州におけるウクライナ軍とロシア軍の攻防は激化の一途を辿っている。ガスパイプラインを利用したロシア軍の奇襲作戦、ウクライナ軍のドローンによる反撃など、今後の戦況に大きな影響を与える要素が多数存在する。jp24h.comでは、引き続きこの地域の情勢を注視し、最新情報をお届けしていく。