ロシア国防省は11日、国内各地で10日夜から11日未明にかけてウクライナ軍による無人機攻撃があり、計337機を防空システムで迎撃したと発表した。モスクワ州のボロビヨフ知事はこの攻撃で州内で少なくとも3人が死亡したと発表した。
ロシア通信は、モスクワ州だけで18人の負傷者も確認されたと報じ、ウクライナによる過去最大規模の無人機攻撃としている。
露国防省によると、モスクワ州では91機の無人機を撃墜したほか、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるクルスク州でも126機が迎撃された。また、モスクワ南郊のドモジェドボ空港など複数の空港で一時、発着が制限された。【モスクワ山衛守剛】