高田馬場駅近くで起きた痛ましい女性刺殺事件。被害女性はライブ配信中に襲われ、帰らぬ人となりました。容疑者の男は金銭トラブルを供述しており、事件の背景に迫ります。
ライブ配信中に起きた悲劇
2025年3月11日午前10時頃、JR高田馬場駅近くの路上で、22歳の女性が刺殺される事件が発生しました。被害女性は当時、スマートフォンでライブ配信を行っていました。現場には、彼女が使っていたとみられる自撮り棒が落ちていました。目撃者によると、「助けてー!」という叫び声が聞こえた後、女性は倒れこんだとのことです。
現場に残された自撮り棒
容疑者の男は金銭トラブルを供述
殺人未遂の現行犯で逮捕された42歳の男は、被害女性に200万円以上を貸していたと供述。「金を返さないのに配信をしていてやるせなくなった。2023年ごろから会えなくなった」と話しているということです。警視庁は、この供述の裏付け捜査を進めています。
4年前の出会いから事件発生まで
容疑者の男は4年ほど前、被害女性の配信動画を見て知り合ったと供述。翌年には、彼女が勤務していた飲食店に客として訪れたといいます。その後、女性から生活費などの名目で金銭を要求され、消費者金融で借りてまで貸していたとのことです。
被害女性が使っていたとみられるスマートフォン
計画的な犯行か? 凶器のサバイバルナイフ
容疑者は、被害女性が山手線を一周する配信動画の予告を見て、事件当日に上京したと供述。配信で場所を特定し、女性を探していたといいます。逮捕時には、凶器とは別のサバイバルナイフも所持していました。これらのナイフは数ヶ月前に通信販売で購入したと供述しており、警視庁は入手経路や犯行の動機などを詳しく調べています。
著名な犯罪心理学者、山田教授(仮名)は、「オンラインでの人間関係のもつれが、このような悲劇につながるケースは増加傾向にあります。特に金銭の貸し借りはトラブルに発展しやすく、注意が必要です」と警鐘を鳴らしています。
事件の真相究明へ
この事件は、ライブ配信中の女性が突然襲われるという衝撃的なものでした。金銭トラブルが背景にあるとみられていますが、警視庁は引き続き捜査を進め、事件の全容解明を目指します。