人生には悩みがつきもの。しかし、同じ環境でも悩まない人がいるのも事実です。では、どうすれば私たちは「悩みやすい自分」から卒業し、晴れやかな毎日を送れるのでしょうか?
この記事では、12歳から6年間を修道院で過ごした川原マリアさんの著書『不自由から学べること』を参考に、ミニマリズムを通して「本当に大切なもの」を見極める方法をご紹介します。修道院という限られた環境での生活体験から生まれた知恵は、現代社会を生きる私たちにとっても多くのヒントを与えてくれます。
モノを減らすことで見えてくる、本当の価値
修道院では、私物は最小限に抑えなければなりませんでした。最初は不便に感じましたが、次第に慣れていく中で、モノに対する意識が大きく変わりました。
手放すことで気づく、大切なもの
「何を手放すか」を考えることは、「何を手放さないか」を考えることでもあります。モノを減らすプロセスは、自分にとって本当に大切なもの、かけがえのない宝物を再発見する旅と言えるでしょう。
修道院で大切に保管されていた手紙のイメージ
手放し難かったもの、手放せたもの
シスターのアドバイスもあり、思い出の品でさえ手放せるようになりました。しかし、すべてがスムーズにいったわけではありません。学校でもらった手紙や、友達と交換したプリクラは、当時の私にとっては何よりの宝物。どうしても手放すことができず、机の奥に隠していました。
兄がデザインし、母が刺繍してくれた世界に一つだけのペチコートも、大切な宝物でした。修道院に入る前に作ってくれたそのペチコートは、25年経った今でも愛用しています。
「とりあえず持っておく」からの卒業
限られた環境だからこそ、一つひとつのモノと向き合い、その価値を真剣に考えることができました。「とりあえず持っておく」という選択肢がないからこそ、本当に大切なものを見極めることができたのです。
ミニマリズムで心の余裕を
現代社会では、モノに溢れかえっています。だからこそ、意識的にモノを減らし、自分にとって本当に必要なものだけを持つことが大切です。ミニマリストの佐藤さんも、「モノを減らすことで、心に余裕が生まれる」と提唱しています。
自分にとっての「宝物」を見つけよう
あなたにとっての宝物はなんでしょうか?一度立ち止まり、身の回りのモノを見つめ直してみましょう。きっと、新たな発見があるはずです。
この記事が、あなたのミニマリズムライフの参考になれば幸いです。ぜひ、あなたの大切なものを見つける旅に出かけてみてください。