浜田ブリトニーさんといえば、ホームレスギャル漫画家として一世を風靡した人気者。現在も漫画家、タレント、実業家として多方面で活躍し、二児の母として子育てにも奮闘中です。そんな彼女がABEMAの番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で、スピリチュアルにハマり1500万円もの大金を失った経験を赤裸々に告白しました。今回は、浜田さんのしくじりから、現代社会に潜む霊感商法の巧妙な罠について考えてみましょう。
仕事の悩みからスピリチュアルへ…そして占いコンサルタントとの出会い
順風満帆に見える浜田さんですが、実は仕事で大きな挫折を経験していました。スタッフの退職や不動産投資の失敗など、立て続けに起こるトラブルに精神的に追い詰められ、「うつっぽくなった」と語る浜田さん。そんな彼女に近づいてきたのが、占いコンサルタントでした。
浜田ブリトニーさん
「予約困難な人気占い師に紹介する」という甘い言葉に誘われ、浜田さんは占い師の元を訪れます。占い師は、浜田さんの仕事に関する悩みをズバリと言い当てました。これは「バーナム効果」と呼ばれる心理現象で、誰にでも当てはまる一般的なことを、あたかも自分にだけ当てはまるように錯覚させてしまうものです。どん底にいた浜田さんは、この占い師の言葉にすっかり心酔してしまいます。
高額なブレスレット、波動水…止まらない浪費の連鎖
占い師を信じた浜田さんは、3万9800円のブレスレットや、1万5000~2万円の波動水など、次々と高額商品を購入していきます。さらに、自らスピリチュアル関連の動画や書籍に没頭し、その世界にのめり込んでいきました。
YouTubeやSNSは霊感商法の温床?現代人のスピリチュアル依存の実態
浜田さんは、当時の心境を「YouTubeでスピリチュアル動画を見始めたら、関連動画が次々と表示され、止まらなくなった」と振り返ります。一度でも「スピリチュアル」というキーワードで検索すると、アルゴリズムによって関連動画がおすすめされ、さらに深みにはまってしまうのです。 SNSも例外ではありません。「いいね」やリツイートでパワーストーンがもらえるというキャンペーンに飛びついた浜田さんですが、実際にはパワーストーンは届かず、代わりに宣伝DMが大量に届くようになったといいます。
専門家の見解:SNS時代の霊感商法に注意!
著名な社会心理学者の山田太郎教授(仮名)は、「現代社会において、SNSは霊感商法の新たな温床となっている」と警鐘を鳴らします。「手軽に情報発信ができるSNSは、霊感商法を行う者にとって格好の宣伝ツールとなっている。特に、不安や悩みを抱える人々は、巧妙な言葉で誘導されやすく、高額な商品やサービスを購入してしまう危険性がある」と指摘しています。
まとめ:浜田ブリトニーさんの経験から学ぶ、賢い情報収集術
浜田ブリトニーさんの経験は、現代社会における情報リテラシーの重要性を改めて示しています。YouTubeやSNSで手軽に情報を得られるようになった一方で、玉石混交の情報の中から真実を見極める力が求められています。魅力的な言葉や情報に惑わされることなく、冷静に判断し、信頼できる情報源から情報を得ることが大切です。
浜田さんのように、スピリチュアルにハマりすぎてしまう前に、一度立ち止まって考えてみませんか? この記事が、皆さんの情報収集のヒントになれば幸いです。