【週末は気温急上昇!】春の嵐と桜前線の到来

春の訪れとともに、変わりやすい天気が続いています。今週は、荒れた天気と気温の急上昇が交互にやってくる予想です。日本海側の大雪、太平洋側の暴風雨、そして週末のポカポカ陽気。最新の天気情報と、気象予報士の解説を交えて、詳しくお伝えします。

北日本を中心に荒天、春の嵐に警戒を

北海道の荒れた海の風景北海道の荒れた海の風景

16日夜から17日にかけて、発達した低気圧が三陸沖から千島近海へ進む影響で、北海道や東北の太平洋側を中心に荒れた天気になるでしょう。雪を伴った非常に強い風が吹き、海上は大しけとなる見込みです。猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒が必要です。また、日本海側では大雪となる所もあるため、大雪警報や注意報に注意し、電線や樹木への着雪、なだれにも注意してください。

気象予報士の佐藤さん(仮名)は、「特に北海道東部と東北太平洋側では、瞬間的に30m/sを超える暴風が吹く恐れがあります。不要不急の外出は控え、安全を確保してください」と注意を呼びかけています。

19日は関東・東北南部で荒天のおそれ

18日は本州付近を気圧の谷が通過し、19日には低気圧が東日本の南岸付近から日本の東へ進む見込みです。18日から19日にかけて、九州から東北では雨が降り、標高の高い所では雪となるでしょう。発達した雨雲や雪雲の影響で、雷を伴い、局地的に激しい雨が降る可能性もあります。雹(ひょう)やあられにも注意が必要です。北海道では雪が降るでしょう。19日は関東や東北南部の太平洋側を中心に荒れた天気となり、低気圧の発達の程度によっては、大荒れや大しけとなるおそれがあります。最新の気象情報を確認し、早めの対策を心がけましょう。

週末は気温急上昇、桜前線も北上

春の陽気と桜の開花予想春の陽気と桜の開花予想

20日(祝・春分の日)からは高気圧が中国華中から日本の南に張り出し、21日から23日にかけては低気圧が北海道の北を東進する影響で、南高北低の気圧配置となる見込みです。九州から関東を中心に日差しが届き、寒さも緩むでしょう。次の週末には九州から関東で最高気温が20℃を超える所もあり、気温が急上昇します。日中は上着なしで過ごせる陽気となるでしょう。22日、23日は朝の冷え込みも弱まり、春本番の暖かさを感じられそうです。北海道では雨が降り、次第に雪に変わる見込みです。

日本気象協会が12日に発表した桜開花予想によると、22日に東京、23日に鹿児島や高知で桜が開花する予想です。待ちに待った桜の季節が、いよいよ到来しそうです。

まとめ

今週は荒れた天気の日もありますが、週末にかけて気温が上がり、春らしい陽気になるでしょう。桜の開花も目前に迫り、本格的な春の訪れを感じられそうです。最新の天気予報を確認し、服装や予定を調整しながら、春の陽気を楽しみましょう。