【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は21日、盟友で世界一の大富豪のイーロン・マスク氏が最高経営責任者(CEO)を務める電気自動車(EV)大手テスラの資産を破壊した場合、禁錮20年を科し、中米エルサルバドルの刑務所に送る考えを示唆した。
【写真】ギャング2000人、「米州最大」の刑務所に移送 エルサルバドル
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「頭のおかしいテロリストがイーロン・マスク氏やテスラに対して行っている罪で禁錮20年を言い渡されるのが楽しみだ」「最近素晴らしい環境で有名になったエルサルバドルで服役させてもいいかもしれない!」と投稿した。エルサルバドルは犯罪者への処遇の厳しさで知られている。
マスク氏が選挙で選ばれていないにもかかわらず、政府効率化省(DOGE)を率いて連邦政府の歳出削減を容赦なく進めている問題をめぐっては世論が二分しているが、トランプ氏の今回の発言で、政権はマスク氏への支持表明をさらに強める形となった。
米国ではここ数週間、複数のテスラ販売店が破壊され、同社の株価は過去1か月で急落している。【翻訳編集】 AFPBB News