日本のコンビニエンスストアといえば、24時間いつでも買い物ができる便利な場所。しかし、群馬県を中心に展開する「さくらみくら便利店」には、他のコンビニとは一線を画す、驚きの空間が存在する。それはなんと、「床の間」! SNSで話題沸騰中のこの光景、一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?
コンビニらしからぬ和の空間
あるXユーザーが「地元にしかないインディーズコンビニに行ったら、陳列棚の間に床の間があって怖かった」と写真を投稿。明るい蛍光灯に照らされた店内は一見普通のコンビニだが、冷蔵棚の間に突如現れる「床の間」は、掛け軸や障子、一段高い床板など、まさに和の空間。この異質な光景に、SNS上では「怖いより笑っちゃいますね」「めっちゃかわいい」「和の心を持つコンビニ」など、様々な反応が寄せられ、19万を超える「いいね」を獲得。中には「何か仕掛けがあるのでは?」「店長が出てくる隠し扉?」といったユニークな憶測も飛び交い、大きな話題となりました。
alt="コンビニの陳列棚の間に設けられた床の間。掛け軸や障子、一段高い床板など、和の雰囲気が漂う。"
地域に根差し、笑顔を届ける「さくらみくら」の想い
なぜコンビニに「床の間」? その理由を探るべく、J-CASTニュースはさくらみくら便利店に取材を敢行。担当者によると、「さくらみくら便利店」は、桜の花のように地域に根差し、笑顔を届ける存在でありたいという想いから創業。生活必需品や食品の提供はもちろん、店内調理にこだわる「みくら食堂」のお弁当も提供しているとのこと。「床の間」は、創業の想いと地域への親しみを込めて、一部店舗でオープン当初から設置しているという。
フードアナリストの佐藤香織氏(仮名)は、「日本の伝統的な文化を取り入れることで、地域住民との繋がりを深める効果が期待できます。床の間は、単なる装飾ではなく、地域とのコミュニケーションツールとしての役割も担っていると言えるでしょう」と分析。
顧客からの反響は?
今回のSNSでの大きな反響以前は、特に目立った反応はなかったという。「床の間」の存在が広く知られるようになったことで、さくらみくら便利店への関心が高まることを期待しているとのことだ。
alt="床の間に花が飾られた様子。季節感を取り入れた演出で、顧客に安らぎを提供している。"
日本のコンビニの新たな形?
「さくらみくら便利店」の「床の間」は、日本のコンビニエンスストアの新たな可能性を示唆していると言えるかもしれません。利便性だけでなく、地域との繋がりや文化への配慮も重視する姿勢は、今後のコンビニ業界に新たな風を吹き込むのではないでしょうか。
まとめ
「さくらみくら便利店」のユニークな取り組みは、多くの人の心を掴みました。地域に寄り添い、笑顔を届けるという想いが込められた「床の間」は、日本のコンビニの新たな形として注目を集めています。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。