最近、東南アジア移住がアツい!
2021年、タレントで妻の福田萌とともにシンガポールに移住したのは、お笑い芸人で人気YouTuberのオリエンタルラジオ・中田敦彦だ。
【写真】アオザイ美女がこんなに…!美人すぎるベトナム女性ショット
ミュージシャンのGACKTもマレーシアに在住し、テレビ番組で「マレーシアほど良い国はないな」などと話している。また、今年1月にはタレントの優木まおみもマレーシアに移住する予定であることを発表した。
さらに、コラムニストでタレントのマツコ・デラックスも「終の住処はタイ」と移住を考えているという。
なぜ東南アジアが魅力的なのか? 一般職でも東南アジア移住は現実的なのか?
7年前、日本からベトナム・ホーチミン市に移住した歌手の三上ナミ氏に、暮らしのリアルを聞いた。
ベトナムの全国平均月収は?
移住を考える人にとって、最も気になるのが収入面。もちろん職種によっても千差万別だが、どのくらいの収入が見込めるのだろうか。
「ホーチミン市の平均月収は3.9万円(2022年データ)で、高給取りといわれる教師でも15万円くらいです。アルバイトだと、ベトナム人向けの飲食店などは、時給100〜200円くらいが多いですね」
日本でもUber Eatsなど、隙間時間を使った仕事で生計を立てている人も多いが、ベトナムにも似たような働き方で、高給をとっている人もいるという。
「公共交通機関が発達していないので、バイクタクシーを仕事にしている人が多いです。1日何時間もがっつりというよりは、朝と夕方の稼ぎ時に合わせたりして、隙間時間にやっています。それでも、多い人は15万円くらい稼げるみたいですよ」
社会主義の国であるが、収入には格差もあり、三上氏も驚くほどのお金持ちに遭遇することもあるとか。
また、ベトナムに住む日本人の中には、IT・建築・繊維関連を中心に、日本企業から出向している人もおり、日本基準の給料をもらっている人も多いという。
円安の影響は
日本とベトナムを行き来するような生活になると、為替の状況も気になるところ。対ドルの円安が繰り返し報じられる昨今、ベトナムの通貨である「ドン」に対しても円安の状況だと、三上氏は説明する。
「コロナ前は100円=2万ドンという感覚でした。それが、ここ2年くらいで150円=2万ドンくらいになって、今はやや落ち着いて120円=2万ドンくらい。実感するのは、日本に滞在するときに『10万円分くらい両替しておこう』と思ったときに、以前は2000万ドン必要だったけど、もっとも円安が進んでいる時期だと1300万ドンくらいで済むので、出費が少なく感じますね」
円安の現在、ドンで収入を得る方がお得な選択のようだ。さらに、ドンを稼ぐメリットは他にもあるという。
「収入もドンでもらってベトナムの銀行に預けるのが賢い方法だと思います。定期預金の利息もすごくいいんですよ。金利が1年で6%くらいなので、ドンで稼いでベトナムの銀行に預けているのがいいですね」