スキーシーズン真っ只中の2月21日午前9時35分頃、新潟県妙高市にある人気のスキーリゾート「ロッテアライリゾート」で痛ましい事故が発生しました。埼玉県川越市在住の山中麻美子さん（46歳）がスノーボード中にコース外へ転落し、搬送先の病院で死亡が確認されました。死因は窒息死と発表されています。
事故の状況
妙高警察署によると、山中さんは夫と2人でスキー場を訪れていました。スキー場関係者からの119番通報を受け、警察が現場に駆けつけたところ、山中さんはコース外に転落し、上半身が雪に埋まった状態で見つかりました。コース内を滑走中に約3メートル下に転落した可能性があるとみて、警察は事故当時の状況を詳しく調べています。
ロッテアライリゾートの安全性
ロッテアライリゾートは、広大なゲレンデとパウダースノーで知られる人気のスキーリゾートです。スキー場側は安全対策を講じていますが、自然の中で行うスポーツである以上、予期せぬ事故のリスクは常に存在します。今回の事故を受け、スキー場側では更なる安全対策の強化が求められています。専門家である山田一郎氏（日本スキー場安全対策協会代表）は、「スキー場における安全対策は常に進化していく必要があります。今回の事故を教訓に、コース外への転落防止策など、更なる対策を検討していくべきです」と述べています。
スキー場での安全確保のために
スキーやスノーボードを楽しむ上で、自身の安全を守ることは何よりも重要です。コース内であっても、滑走中は常に周囲の状況に気を配り、スピードをコントロールすることが大切です。また、コース外へ出ることは大変危険ですので、絶対に避けなければなりません。ヘルメットやプロテクターなどの安全装備を着用することも、事故の際に怪我を軽減するために有効です。
スノーボード
ゲレンデのコンディションや天候の変化にも注意を払い、無理のない範囲で楽しむようにしましょう。特に、視界が悪い時や積雪状況が不安定な時は、より慎重な行動が求められます。経験豊富なインストラクターの指導を受けることも、安全な滑走技術を習得する上で効果的です。佐藤花子氏（全日本スキー連盟公認スキー指導員）は、「スキーやスノーボードは技術と知識があれば安全に楽しむことができます。初心者の方は、まず基本的な技術をしっかり身に付けることが重要です」とアドバイスしています。
まとめ
今回の事故は、スキー場での安全について改めて考えさせられる出来事となりました。スキーやスノーボードを楽しむ際は、自身の安全を第一に考え、ルールやマナーを守って行動することが大切です。スキー場側も、更なる安全対策の強化に努め、スキーヤーやスノーボーダーが安心して楽しめる環境づくりを進めていく必要があります。
スキー場
この記事が、スキーヤーやスノーボーダーの皆様の安全意識向上に少しでも役立てれば幸いです。
