訪日した韓国外交部長官…石破首相「両国関係発展のために協力を」


韓中両国外相が首相官邸を訪問すると石破首相は「極めて重要な隣国」である韓国と中国と「未来志向の協力関係を築いていきたい」という趣旨を明らかにし、3国外相会談に対する期待を示した。韓国外交部によると、この日の面談で趙長官は昨年5月ソウルで開かれた韓中日首脳会談を通じて再活性化された3国協力の流れが再び途切れないようにすることが重要だと明らかにした。韓中日首脳会談は2008年から3国が持ち回りで主催しながら開かれてきた。開催国が議長国役を務める。歴史問題や尖閣諸島(中国名・釣魚島)がきっかけで韓日葛藤が深まり中日の関係が疎遠になり、2013年と2014年には開催されなかった。コロナ禍や米中対立などで2020年から2023年まで中断された。

合同表敬訪問を終えた後、趙長官は単独で石破首相と会談を行った。石破首相はこの席で韓日関係はもちろん韓米日関係の重要性は変わらないと強調し、相互信頼と尊重を基礎に両国関係の維持・発展のために引き続き協力していくことを提案した。石破首相の発言に趙長官は「現在の韓日関係の肯定的な流れを維持していくためには、相手が変わることを期待するのではなく自分のほうが先に変わろうとする努力が必要だ」という立場を説明した。

一方、この日趙長官は王外相との会談で両国間の文化交流復元への努力と経済交流、人的交流について話し合った。趙長官はこの席で光復(解放)80周年を迎えて中国地域にある独立運動史跡の保全に向けた中国側の協調を求めた。韓中日外相会談は22日に開催され、この席で3国首脳会談の年内開催に向けた議論が行われる見通しだ。



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