読書の秋、とはいえ最近はスマホに夢中でなかなか本を読めない…そんな方も多いのではないでしょうか?本記事では、年間3000冊以上読破する読書家、渡邊康弘氏の著書『没入読書』を参考に、誰でも簡単に読書の世界へ入り込める「没入読書」の魔法をご紹介します。忙しい毎日でも、まるで映画の主人公のように物語の世界に入り込み、至福の読書体験を味わってみませんか?
没入読書とは?フロー状態を体験する読書法
「没入」とは、辞書で引くと「何かに没頭していること、何かの世界に入り込んでいること」とあります。スポーツでいう「ゾーン」や「フロー」の状態に似ていて、時間を忘れて物事に集中している状態です。
では、どうすればこのフロー状態に入れるのでしょうか?フロー研究の第一人者、ミハイ・チクセントミハイ氏によると、「フロー」を体験する最良の方法の一つが読書です。登場人物に感情移入し、物語の世界に没頭することで、自然とフロー状態に入れると述べています。まさにこれが「没入読書」です。
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7つの要素で没入読書を体験!
フロー状態に入ると、以下の7つの要素が体験できます。
- 明確な目標: 物語の展開が気になって、自然と読み進めたくなる状態。
- 即時フィードバック: ページをめくるごとに新しい情報が得られ、物語の展開を楽しめる状態。
- チャレンジとスキルのバランス: 自分の読書レベルに合った、程よい難易度の本を読んでいる状態。難しすぎず、簡単すぎない本を選ぶことが重要です。
- 集中の深化: 物語の世界に引き込まれ、周りのことを忘れて集中できる状態。
- 現在に集中: 過去や未来のことを考えず、まさに「今」の読書体験に没頭している状態。
- 自己コントロール感: 自分のペースで読書を進められるという感覚。
- 時間感覚の変化: あっという間に時間が過ぎたり、逆に時間が長く感じられたりする状態。
これらの要素が揃うと、まるで自分が物語の一部になったかのような感覚を味わえます。
例えば、料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「没入読書のおかげで、レシピ開発のインスピレーションが湧きやすくなった」と語っています。小説の世界観から新しいアイデアが生まれたり、登場人物の行動からヒントを得たりすることで、より創造的な料理が作れるようになったそうです。
没入読書で得られるメリット
没入読書は、単に楽しいだけでなく、様々なメリットがあります。例えば、ストレス軽減、集中力向上、想像力・創造力アップ、語彙力向上などが挙げられます。 忙しい毎日で疲れた心を癒したい、新しい知識やアイデアを得たいという方にもおすすめです。
今すぐ没入読書を始めよう!
没入読書を始めるために特別な準備は必要ありません。自分が好きなジャンル、興味のあるテーマの本を選んで、リラックスできる環境で読んでみましょう。
最初は短時間から始めて、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。カフェで読書したり、寝る前に読書したり、自分のライフスタイルに合った読書時間を見つけてみてください。
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まとめ:没入読書で豊かな読書体験を!
没入読書は、誰でも簡単に始められる読書法です。本の世界に没頭することで、日々のストレスから解放され、心豊かな時間を過ごせるでしょう。ぜひ、この機会に没入読書を体験し、読書の楽しさを再発見してみてください。