キム・スヒョンといえば、韓国を代表するトップ俳優。その人気と知名度から、数々の有名ブランドの広告塔を務めてきました。しかし、最近、彼を取り巻く状況に変化が訪れているようです。今回は、キム・スヒョンと企業の関係、そして今後の展望について詳しく見ていきましょう。
広告業界に広がる波紋:キム・スヒョンとの契約見直し相次ぐ
キム・スヒョンをめぐっては、故キム・セロン氏の遺族との間に起きた私生活に関する問題が、企業の広告戦略に影響を及ぼし始めています。否定的な世論の高まりを受け、複数の企業がキム・スヒョンとの契約を見直す動きを見せているのです。
イギリスの高級香水ブランドも再契約を見送り
イギリスの有名香水ブランド「Jo Malone London」は、アジア圏のアンバサダーを務めていたキム・スヒョンとの再契約を見送る決定を下したと報じられています。アジア市場でのブランドイメージを重視する同社にとって、今回の騒動は看過できない事態と判断したのでしょう。
キム・スヒョンの広告写真
韓国大手流通企業も契約解除を検討
韓国の大手流通企業「ホームプラス」も、キム・スヒョンとの契約解除を検討していることを明らかにしました。「現在、すべての広告活動を中止しており、契約解除が可能か法的に検討している」との声明を発表。今後の動向が注目されます。同社は、通常6ヶ月ごとのモデル契約更新を行っており、キム・スヒョンは2024年2月から同社の広告モデルに起用。その後2度の契約延長を経て、現在の契約は2025年8月までとなっています。
アウトドアブランド、ビューティーブランドも対応に苦慮
韓国のアウトドアブランド「Eider」や、ビーガンビューティーブランド「Dinto」も、キム・スヒョンとの契約に関して対応を迫られています。「Eider」は契約解消を検討中、「Dinto」はすべての関連スケジュールを保留しているとのこと。 有名俳優を起用した広告戦略が、思わぬ形で逆風を受ける事態となっています。
今後のキム・スヒョンの動向は?
これらの報道を受け、キム・スヒョンの今後の活動に注目が集まっています。広告契約の見直しは、彼のイメージに少なからず影響を与える可能性があります。韓国の芸能界に詳しいA氏(仮名)は「今回の件は、タレントの私生活がビジネスに与える影響の大きさを改めて示すものだ」と指摘します。
既に契約終了した企業も
一方で、CJフードビルが展開するベーカリーブランド「Tous les Jours」は、キム・スヒョンとの契約が3月18日で終了しており、2月の時点で再契約をしないことで合意していたと発表。「今回の騒動とは無関係」と説明していますが、今後の広告戦略に変化が生じる可能性も否定できません。
今回の騒動は、企業にとって、広告塔を選ぶ際に、人気や知名度だけでなく、私生活におけるリスク管理も重要な要素となることを改めて認識させる出来事となりました。キム・スヒョンが、この逆境をどのように乗り越えていくのか、今後の動向に注目が集まります。