入江慎也氏、かつてカラテカとして活躍したお笑い芸人。2019年の騒動で芸能界を離れ、どん底を経験した彼が選んだのは清掃業という新たな道でした。5年の歳月を経て、全国展開する清掃会社「ピカピカ」の代表として、彼は今、何を思うのでしょうか。彼の著書『絶望の淵で得た、人生を諦めないための教訓』と共に、激動の5年間と現在の心境に迫ります。
芸能界引退、そして清掃会社経営へ
2019年、突如芸能界を去ることになった入江氏。アルバイト生活を経て、清掃会社「ピカピカ」を設立。現在では全国34店舗にフランチャイズ展開、従業員10名を抱えるまでに成長しました。
alt="入江慎也氏"この成功の裏には、並々ならぬ努力と、どん底で得た数々の教訓があったといいます。入江氏は、「まるでジェットコースターのような5年間だった」と当時を振り返ります。
5年の歳月をかけた著書『絶望の淵で得た、人生を諦めないための教訓』
入江氏の著書『絶望の淵で得た、人生を諦めないための教訓』は、完成までになんと5年もの歳月を要しました。これは書籍の執筆期間としては異例の長さです。
「状況や心境の変化が激しく、書く内容も変わっていった」と語る入江氏。 しかし、その分、読者にとってよりリアルで共感できる内容になったのではないでしょうか。
「この本は、どん底から這い上がるまでの実体験に基づいた教訓が詰まっている。新しい一歩を踏み出せない人の背中を押せるかもしれない」と入江氏は語ります。 実際、読者からは「思考の変え方が勉強になった」という声が多数寄せられているそうです。
(参考:中小企業白書2023年度版)
経営の難しさ、従業員との向き合い方
順風満帆に見える入江氏の経営者人生ですが、2024年末には「スタッフに裏切られた」という投稿が話題となるなど、苦労も経験しています。「人間関係の構築はビジネスにおいて最も難しい部分の一つ」と語る入江氏。従業員との信頼関係を築き、共に成長していくことの重要性を改めて実感したといいます。
例えば、飲食店経営コンサルタントの山田太郎氏(仮名)は、「従業員のモチベーション維持は、企業の成長に不可欠。入江氏のように、困難を乗り越え、従業員と共に成長していく姿勢は、多くの経営者にとって模範となるだろう」と述べています。
芸能界への未練、そして未来への展望
清掃会社経営に邁進する入江氏ですが、芸能界への未練は「普通にありますよ」と笑顔で語ります。 しかし、「今はピカピカの成長に集中したい。ここで辞めることは、これまでの努力を否定することになる」と、現在の仕事への責任感と情熱を覗かせます。
alt="入江慎也氏インタビュー"「ピカピカ」の更なる発展、そして入江氏の今後の活躍に期待が高まります。