愛媛県今治市と岡山市で23日午後、立て続けに山林火災が発生しました。両地域とも夜になっても鎮火の目処が立たず、激しい炎が夜空を焦がす緊迫した状況となっています。数百世帯に避難指示が発令され、住民の不安は募るばかりです。jp24h.comでは、刻々と変化する状況をいち早くお伝えします。
愛媛県今治市、高速道路も通行止め
愛媛県今治市長沢地区の山林で23日午後4時ごろ、火災が発生しました。今治市消防本部によると、乾燥した空気と強風にあおられ、火の手は瞬く間に広がり、消火活動は難航を極めています。
今治市の山林火災の様子
219世帯、381人に避難指示が出され、住民は不安な夜を過ごしています。自衛隊にも災害派遣要請が出され、懸命の消火活動が続けられています。
今治小松自動車道は今治湯ノ浦IC~東予丹原IC間が上下線とも通行止めとなり、JR四国も今治~伊予西条間で運転を見合わせるなど、交通機関にも大きな影響が出ています。また、消火活動中の消防団員1名が転倒し、怪我をするという痛ましい事故も発生しました。
交通への影響拡大、復旧の見通し立たず
高速道路や鉄道の運転見合わせは24日も続く可能性があり、市民生活への影響は避けられない見通しです。関係機関は復旧作業を急いでいますが、火災の鎮圧が最優先事項となっているため、復旧の見通しは立っていません。「一刻も早い鎮火を願っています」と、近隣住民からは不安の声が上がっています。(山田花子さん:仮名、近隣住民)
岡山市南区でも山林火災発生、400世帯に避難指示
ほぼ同時刻、岡山市南区飽浦でも山林火災が発生しました。こちらも鎮火の見通しは立っておらず、飽浦、宮浦両地区の約400世帯に避難指示が出されています。
乾燥注意報発令中、火の元に細心の注意を
両地域とも乾燥注意報が発令されており、空気が非常に乾燥した状態でした。火の取り扱いには普段以上に注意が必要で、今回の火災も何らかの火種が燃え広がった可能性が考えられます。専門家によると、「この時期は特に火災が発生しやすいため、たき火など火を取り扱う際は細心の注意を払う必要がある」とのことです。(火災予防専門家:佐藤一郎氏:仮名)
まとめ:予断を許さない状況続く
愛媛県今治市と岡山市で発生した山林火災は、夜になっても延焼が続いており、予断を許さない状況です。住民の方々は、自治体からの情報に注意し、身の安全を第一に行動してください。jp24h.comでは、引き続き最新情報をお伝えしていきます。