春場所千秋楽で見事3度目の優勝を果たした大関・大の里。大阪のエディオンアリーナで行われた表彰式では、伊東良孝地方創生担当相から内閣総理大臣杯と石破茂首相名の表彰状が授与されました。国技である大相撲への関心の高まりとともに、今回の授与式は大きな注目を集めました。
地方開催場所での首相杯授与、国技への理解深まる
76歳の伊東担当相は、表彰状を読み上げた後、重さ約40キロにもなる内閣総理大臣杯を大の里へ手渡しました。サポートを受けながらの授与式となりましたが、その厳かな雰囲気は会場全体を包み込みました。
伊東国際博覧会担当相(左)から内閣総理大臣杯を受け取る大の里(撮影・小沢裕)
昨年11月の九州場所では、石破政権関係者の不在により、八角理事長が代理で首相杯を授与するという異例の事態が発生しました。「日程の都合」という説明にも関わらず、国技への理解不足を指摘する声が相次ぎました。著名な相撲ジャーナリストである横山健治氏も「首相もしくは代理として相応しい人物が出席すべきだった」と批判していました。
石破首相の取り組みと大相撲の未来
しかし、今年1月の初場所では、石破首相自ら両国国技館を訪れ、優勝力士に首相杯を授与。今回の春場所でも地方創生担当相が大阪へ赴き、授与式を執り行うなど、政府の対応は大きく変化しました。
今回の伊東担当相の出席は、国技である大相撲への敬意を示すものとして、相撲ファンからも高く評価されています。「政府の姿勢が変わったことは喜ばしい」という声も聞かれ、今後の大相撲界と政府の関係にも期待が高まります。
大の里の活躍と今後の展望
大の里は24歳という若さで3度目の優勝を飾り、今後の活躍がますます期待されています。今回の春場所での堂々とした姿は、多くの相撲ファンに感動を与えました。今後の大相撲界を牽引していく存在として、更なる飛躍が期待されます。
サポートされながら40キロの内閣総理大臣杯を手渡す伊藤地方創生担当相
大の里の今後の活躍、そして大相撲界の更なる発展に注目が集まります。