23歳母、3歳長男の暴行死認める 京都地裁初公判


 京都市の自宅で平成30年、当時3歳の長男を暴行し死亡させたとして傷害致死罪に問われた無職小野詩織被告(23)の裁判員裁判初公判が27日、京都地裁(入子光臣裁判長)で開かれ、小野被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「夫の無関心により3人の子育てを1人で担っており、家計も苦しくストレスが高まっていた」と指摘。「日常的に暴行を加えており、悪質性が高い」と主張した。 起訴状などによると、小野被告は30年12月5日、自宅で長男の藤原慈安(じあん)ちゃんを突き飛ばし後頭部を何かに打ち付けさせるなどの暴行を加え、同19日に同市の病院で低酸素脳症で死亡させたとしている。慈安ちゃんには、頭のほか体にも複数のあざがあった。

 京都府警は昨年7月、父親の男性(23)と小野被告を傷害致死容疑で逮捕。事件当時、男性は外出しており、京都地検が同8月、嫌疑不十分で不起訴処分とした。



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