今年1月2日、千葉県浦安市の国道357号で、バイクに乗っていたさいたま市緑区の大学生、梓隼輔さん=当時(18)=が軽乗用車に引きずられて死亡した事件で、千葉地検は13日、軽乗用車を運転していた東京都江戸川区の無職、内藤健一容疑者(50)を殺人罪を適用し、起訴したと発表した。
起訴状によると、内藤被告は千葉市内で酒を飲み軽乗用車を運転し、浦安市の国道357号でバイクに乗っていた梓さんに追突。梓さんを車の下部に巻き込んだまま、約1・4キロ引きずり殺害し、そのまま逃走したとしている。
内藤被告は当初、ひき逃げの自動車運転処罰法違反と道交法違反の容疑で逮捕されたが、地検は引きずり行為に殺意があったと認定し、危険運転致傷罪などのほか、殺人罪を適用した。