李在明氏、控訴審で無罪判決!議員資格喪失の危機回避

韓国野党「共に民主党」の李在明代表が公職選挙法違反容疑で起訴され、一審で懲役刑(執行猶予付き)を言い渡された事件で、ソウル高等裁判所は本日、控訴審判決を言い渡し、李代表に無罪を宣告しました。この判決により、李代表は議員資格の喪失という危機を回避し、次期大統領選挙への出馬の可能性も残されることとなりました。

無罪判決の決め手となった「ゴルフ発言」と「柏峴洞発言」とは?

一審では有罪の根拠となった、いわゆる「ゴルフ発言」と「柏峴洞発言」について、控訴審ではいずれも「虚偽事実の公表には当たらない」と判断されました。

「ゴルフ発言」に関する裁判所の判断

李代表は、大庄洞開発事業に関連し、「キム・ムンギ城南都市開発公社第1処長を知らなかった」と発言したことが問題視されていました。一審では、この発言の一部である「キム元処長とゴルフをしていない」という部分が虚偽事実の公表にあたると判断されました。しかし、控訴審では、この発言は「ゴルフをしたかどうか」という事実関係ではなく、「キム元処長との交友関係の有無」についての発言であり、虚偽事実の公表には当たらないと判断されました。裁判所は、李代表の発言内容や文脈を詳細に検討し、ゴルフに関する言及自体がないことを指摘しました。

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「柏峴洞発言」に関する裁判所の判断

もう一つの争点である「柏峴洞発言」は、2021年の京畿道国政監査で、李代表が柏峴洞開発事業について「国土交通部が脅迫して柏峴洞の用地用途を変更した」と発言したことが問題視されていました。一審では、李代表が自発的に用途地域を変更したとして有罪とされましたが、控訴審では、この発言も虚偽事実の公表には当たらないと判断されました。

今後の政治活動への影響は?

今回の無罪判決により、李代表は政治生命を維持することになり、今後の政治活動に大きな影響を与えることが予想されます。 韓国政界のキーパーソンである李代表の動向に、引き続き注目が集まります。著名な政治アナリストであるパク・チョルス氏(仮名)は、「今回の判決は、李代表にとって大きな勝利であり、共に民主党の求心力向上にも繋がるだろう」と分析しています。

まとめ

李在明代表に対する公職選挙法違反容疑に関する控訴審判決は、両争点で無罪となり、李代表の政治生命は守られました。この判決が韓国政界にどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目です。