韓国で明るいニュースが飛び込んできました!なんと、1月の出生数が前年同月比で11.6%も増加し、2万3947人を記録。これは7ヶ月連続の増加となり、長らく続いた少子化トレンドに歯止めがかかる兆しを見せています。結婚件数の増加も追い風となり、希望の光が見えてきました。
出生数増加の背景にあるものとは?
2015年12月から減少傾向にあった出生数が、ここにきて増加に転じた背景には、いくつかの要因が考えられます。まず、韓国統計庁の発表によると、1月の婚姻件数は前年同月比0.7%増の2万153件。コロナ禍で延期されていた結婚式が再開されたことなどが影響しているようです。結婚という人生の大きなイベントが、出生数増加の呼び水となることが期待されます。
韓国の伝統的な結婚式
さらに、合計特殊出生率も前年同月比0.08ポイント増の0.88人となりました。これは第2次ベビーブーム世代の子どもたちが30代に突入した影響とみられています。特に30~34歳の出生率は女性人口1000人当たり81.1人と前年同月比8.0人増加、35~39歳も56.6人と9.3人急増しており、この世代の活発な出産活動が全体の出生数増加に貢献していると言えるでしょう。
専門家の見解は?
家族問題研究所の李博士(仮名)は、「婚姻件数の増加は出生数増加の先行指標となるため、この傾向が続けば、出生数の増加も持続すると考えられる。ただし、少子化問題の根本的な解決には、子育て支援策の拡充など、より抜本的な対策が必要だ」と指摘しています。
明るい兆しの中にも課題は残る
一方、1月の死亡者数は前年同月比21.9%増の3万9473人と、1981年の統計開始以来、最大の増加率を記録しました。これは1月の寒波や大雪などの気象悪化が影響したとみられています。結果として、1月の人口は1万5526人の自然減となりました。
出生数の増加は明るいニュースですが、死亡者数の増加も深刻な問題です。韓国政府は、少子化対策と並行して、高齢化社会への対応も強化していく必要があるでしょう。
今後の展望
今回の出生数増加は、韓国の少子化問題に一筋の光をもたらすものです。今後の動向に注目が集まります。