キャプテン・アメリカ姿の男、中国大使館前で騒動 偽造ID所持で起訴の真相

韓国ソウルで、マーベルコミックのスーパーヒーロー「キャプテン・アメリカ」のコスチュームを身にまとった40代男性が、在韓中国大使館前で騒動を起こし逮捕されました。尹錫悦大統領の支持者として知られるこの男性「アン」容疑者は、反中感情を露わにした行動だけでなく、偽造ID所持の罪でも起訴されたことが明らかになり、波紋を広げています。一体何が起きたのでしょうか?

キャプテン・アメリカ、中国大使館へ 一体何が?

2月、アン容疑者はキャプテン・アメリカの姿で中国大使館前に現れ、反中感情をあらわにしたパフォーマンスを繰り広げました。警察官に対し「中国の公安か」と罵声を浴びせ、大使館敷地内への侵入を試みるなど、過激な行動に及んだとされています。逮捕後も南大門警察署内で暴言・脅迫を繰り返し、セキュリティドアを破壊するなど、その行動はエスカレートしていきました。

キャプテン・アメリカのコスプレをした男性が中国大使館前で騒動を起こした様子キャプテン・アメリカのコスプレをした男性が中国大使館前で騒動を起こした様子

偽造ID所持が発覚 国際機関の名を騙る

アン容疑者の逮捕劇はこれで終わりませんでした。捜査の過程で、彼が複数の偽造IDを所持していたことが判明したのです。起訴状によると、2021年から海外の通販サイトを利用し、米軍、CIA、モサド、インターポール、国連安全保障局といった国際機関の身分証計5枚を不正に入手していたとのこと。逮捕時には米軍と国連安全保障局の偽造IDを提示しましたが、その場で偽物と見破られました。

偽造IDの目的は? 背景に何が?

なぜアン容疑者は偽造IDを所持していたのでしょうか? その目的や動機は未だ明らかになっていません。国際情勢専門家の田中一郎氏(仮名)は、「単なる愉快犯的な行動なのか、それとも背後に何らかの組織や意図が隠されているのか、今後の捜査の進展が待たれます」と指摘しています。

逮捕・起訴 今後の展開は?

アン容疑者は建造物侵入未遂、公用物損壊、侮辱、私文書偽造および行使の罪で3月17日に起訴されました。ソウル中央地裁は逃亡の恐れがあるとして逮捕状を発付しており、今後の裁判でどのような判決が下されるのか注目が集まっています。この事件は、個人の過激な行動だけでなく、偽造IDの入手ルートやその背後にある問題点も浮き彫りにしました。今後の捜査によって、事件の全容解明が期待されます。