アメリカとロシアがレアアースなどの鉱物資源の共同開発について、協議を開始したとロシアメディアが報じました。
ロシアメディアは31日、アメリカとの経済協力などを担当するドミトリエフ特使の発言として、「ロシアとアメリカにとって、レアアースなどの鉱物資源は重要な協力分野であり、すでに様々なプロジェクトについて、協議を始めている」と報じました。
すでに複数の企業がプロジェクトに関心を示しているということです。
プーチン大統領は先月、「我々は鉱物資源をウクライナより桁違いに多く持っている」と述べ、ロシアとの取引はアメリカにとって利益があるとアピールしていました。
アメリカとウクライナによる鉱物資源の協定をめぐる交渉が難航する中、プーチン大統領としては、経済的なメリットを示すことでトランプ氏の気を引き、停戦交渉を有利に進める狙いがあるとみられます。