ワイドナショー最終回:12年の歴史に幕、松本不在で物議醸す

ワイドナショー、ついに最終回。10年以上続いた人気情報番組が3月30日、その幕を閉じました。しかし、最終回の内容に視聴者からは困惑の声が上がっています。番組の顔とも言える松本人志氏の不在が、大きな影を落としたようです。

松本人志氏の不在と番組の苦戦

2013年にスタートした「ワイドナショー」は、ダウンタウン松本人志氏のコメンテーターとしての活躍が大きな話題を呼び、一躍人気番組となりました。2014年には日曜朝10時というゴールデンタイムに進出。松本氏の歯に衣着せぬ発言は、SNSでも拡散され、大きな影響力を持つ番組へと成長しました。

しかし、2023年3月の松本氏降板以降、視聴率は低迷。爆笑問題がMCを務める同時間帯の「サンデージャポン」(TBS系)に大きく差をつけられるなど、苦戦を強いられてきました。

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最終回への批判と「総集編」の欠如

最終回では、メインMCの東野幸治氏が「松本さんと一緒に立ち上げた番組なのに、『終わります』と直接言えなかったのが心残り」と語りましたが、番組内容は過去の映像を振り返る総集編ではなく、普段通りの放送と大きな違いがない構成でした。

この構成に対し、SNS上では「過去映像を流すことができない最終回」「最終回でも松本さんの映像が使えないせいか過去の面白いエピソードの振り返りもなく特別感もない」「諸問題あり振り返りが出来ない番組」など、残念がる声が多数見られました。

10年以上続いた番組の最終回としては異例とも言える「総集編」の欠如。その背景には、松本氏の活動休止や、番組に関わる他の問題が影響していると考えられます。

松本人志氏、中居正広氏の騒動と番組出演者の不在

松本氏は2024年1月から“性加害疑惑”の裁判に注力するため芸能活動を休止。その後、訴えは取り下げられましたが、現在もテレビ復帰は実現していません。「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の総集編では過去の映像に松本氏が映る場面がありましたが、「ワイドナショー」では一切放送されませんでした。

さらに、フジテレビは2024年12月末に発覚した元SMAP中居正広氏の“女性トラブル”への対応に追われており、番組出演者にも影響が出ています。フジテレビの佐々木恭子アナウンサーは被害女性からの報告を受けたにも関わらず十分な対応をしなかったと報じられ、犬塚浩弁護士は中居氏の代理人を務めていることが明らかになりました。1月以降、2人は番組に出演しておらず、最終回にも過去の映像も放送されませんでした。

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12年の歴史に幕、そして未来へ

様々な問題が絡み合い、異例の最終回を迎えた「ワイドナショー」。12年間、日曜の朝にお茶の間を賑わせてきた番組は、静かにその幕を閉じました。松本氏の不在という大きな穴、そして様々な騒動の影響は、番組の終焉に複雑な余韻を残しました。今後の情報番組の在り方、そしてテレビ業界の未来を考えさせられる、そんな最終回だったと言えるでしょう。