ガザ地区で起きた悲劇、ハマスによる抗議デモ参加者の拉致、拷問、そして死。22歳の若き命が奪われた事件の真相に迫ります。
抗議デモ参加後、ハマス戦闘員に拉致されたウダイさん
パレスチナ自治区ガザ地区で、ハマスへの抗議デモに参加したウダイ・ラビーさん(22歳)が、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」に拉致され、拷問を受けた後に死亡した事件が、世界に衝撃を与えています。 ウダイさんは、ガザ市で行われたハマスへの抗議デモに参加後、カッサム旅団の戦闘員に拉致されました。
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兄ハッサンさんの証言:恐怖と絶望の瞬間
ウダイさんの兄、ハッサンさん(32歳)は、ウダイさんが1ヶ月前にハマス構成員と口論になったことから、身の危険を感じていたと証言しています。ウダイさんはハマスや戦争に反対するデモに参加し、反ハマスのスローガンを叫んでいました。 デモの数日後、カッサム旅団の武装戦闘員がウダイさんを拉致、拷問を加えた後、ハッサンさんに弟を引き取るよう連絡してきたのです。
拷問の様子:下着姿で引きずられ、殴打される
ハッサンさんが現場に到着した時、ウダイさんはまだ生きていました。しかし、下着姿で首にロープを巻かれ、引きずられ、殴打されているという、目を覆うばかりの光景が広がっていました。戦闘員は「カッサム旅団を侮辱する者の末路だ」と告げたといいます。 ハッサンさんは弟を近くの病院に運びましたが、まもなく息を引き取りました。
SNSに投稿された衝撃的な映像:全身に傷とあざ
SNSに投稿された病院のベッドに横たわるウダイさんの映像は、全身に大きな切り傷やあざが確認できる、痛ましいものでした。ハッサンさんは、映像の男性が弟であることを確認し、加害者の半数の氏名は把握しているとも語っています。
ハマスからの公式声明はまだなし、家族は正義を求める
カッサム旅団はこの事件に関して、今のところ公式な声明を出していません。 ウダイさんの家族は、ハマスに対し、関係者の法的責任を問うよう強く求めています。 この事件は、ガザ地区における言論の自由、人権侵害の深刻さを改めて浮き彫りにしました。国際社会からの注目が集まっています。パレスチナの人権団体「アル・ハック」代表(仮名)は、「この事件は看過できない人権侵害であり、徹底的な調査と責任者の処罰が必要だ」と述べています。今後のハマスの対応、そして国際社会の反応に注目が集まります。