台湾周辺で中国軍が実施した大規模軍事演習について、台湾当局は2023年4月1日、空母「山東」を含む中国軍艦艇25隻を確認したと発表しました。今回の演習は、台湾の四方を包囲する形で展開され、中国側の強い姿勢が改めて示されました。
中国軍艦艇25隻が台湾周辺を包囲、緊張高まる
台湾当局の発表によると、演習に参加した25隻の中国軍艦艇は、台湾の東西南北を包囲するように展開。台湾海峡の緊張がさらに高まる事態となりました。 台湾東部海域で確認された空母「山東」については、先月29日に中国本土を出港した時点からその動きを把握していたとのことです。今回の演習規模は、中国の台湾に対する軍事的な圧力の高まりを改めて示すものと言えます。
中国軍艦艇
空母「山東」の動向を台湾当局は事前に把握
台湾当局の担当者は、今回の演習を「中国が日常的に行っているグレーゾーンでの台湾に対する軍事的威嚇」と表現し、中国の台湾統一への強い意志は変わらないとの認識を示しました。中国は近年、軍用機の台湾海峡中間線越境や、台湾近海での軍事演習を頻繁に行っており、台湾への軍事的な圧力を強めています。今回の演習も、その一環と見られています。
台湾海峡
軍用機延べ71機が飛来、36機が警戒区域に進入
艦艇に加え、中国軍の軍用機延べ71機も台湾周辺空域に飛来し、そのうち36機が台湾当局が設定した警戒区域に進入したと報じられています。戦闘機や爆撃機など、多様な機種が確認されており、台湾の防空体制に対する試探的な行動とも解釈できます。 防衛専門家である田中一郎氏(仮名)は、「今回の演習は、台湾に対する武力行使を想定したシミュレーションの一環である可能性が高い」と指摘し、今後の中国の動向に警戒を呼びかけています。
台湾の反応と今後の展望
台湾側は、中国の軍事活動の活発化に強い懸念を示しており、国際社会への協力を呼びかけています。今後の中国の行動次第では、台湾海峡の緊張がさらに高まる可能性も懸念されています。 日本を含む周辺国も、台湾海峡の平和と安定を維持するために、中国との対話を継続していく必要性が改めて問われています。
まとめ:中国の軍事演習は台湾への圧力強化を示唆
今回の中国軍による大規模軍事演習は、空母「山東」の展開や多数の艦艇・航空機の参加など、その規模の大きさからも、台湾に対する圧力強化の姿勢が鮮明に示されたと言えるでしょう。 台湾海峡の緊張緩和に向けて、関係各国による外交努力が求められています。