山口組抗争終結への道は閉ざされたのか? 10年の節目に揺らぐヤクザ社会の行方

六代目山口組と神戸山口組の抗争は、2015年の分裂から10年という節目を迎えます。抗争終結に向けての動きが見られる中、思わぬ展開に関係者たちは緊迫感を募らせています。この記事では、抗争終結への期待と挫折、そして今後のヤクザ社会の行方を探ります。

抗争終結への最後のチャンスは潰えたのか?

10年にも及ぶ抗争に終止符を打つべく、様々な動きがありました。六代目山口組の現役幹部X氏は、「10年という節目は最後のチャンスだと考えていた」と語ります。しかし、その期待は虚しくも打ち砕かれようとしています。

六代目山口組・司忍組長六代目山口組・司忍組長

2025年4月13日からは大阪・関西万博が開催されます。万博期間中の休戦は暗黙の了解事項とされてきましたが、抗争終結への道筋が見えない中、緊張感は高まるばかりです。

稲川会による仲裁の行方

抗争終結に向けて、稲川会が仲裁役として名乗りを上げました。全国の指定暴力団や任侠団体から「連判状」を取りまとめ、神戸山口組の井上邦雄組長に提出する計画です。連判状には、抗争終結と井上組長の引退を求める内容が盛り込まれています。

司忍組長司忍組長

3月13日には、稲川会の内堀和也会長と六代目山口組の高山清司若頭、竹内照明若頭補佐が会談を行い、「連判状」計画への了承を得たとされています。その後、稲川会幹部は中国地方や九州の指定暴力団を訪問し、協力を要請しました。

連判状が突きつけるジレンマ

連判状は、神戸山口組にとって大きなジレンマを突きつけています。受諾すれば井上組長の引退は避けられず、拒否すれば六代目山口組以外の暴力団とも敵対することになりかねません。この状況を受け、警察は井上組長の自宅周辺の警備を強化しています。暴力団問題に詳しい犯罪ジャーナリストのA氏は「連判状は、ヤクザ社会の力関係を大きく変える可能性がある」と指摘します。

今後のヤクザ社会はどうなるのか

10年という節目を迎えた山口組抗争。稲川会による仲裁は成功するのでしょうか?それとも抗争は泥沼化していくのでしょうか?今後のヤクザ社会の行方は不透明です。専門家の中には、抗争の長期化によって暴力団の弱体化が進むと予想する声もあります。しかし、新たな抗争の火種が生まれる可能性も否定できません。今後の動向に注目が集まります。