ミャンマーM7.7大地震:ザガイン断層の脅威と日本の教訓

ミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の地震は、甚大な被害をもたらしました。古都マンダレーを中心に多くの建物が倒壊し、インフラにも深刻な損害が発生。この未曾有の災害は、私たちに地震への備えの重要性を改めて突きつけています。この記事では、今回の地震の原因となったザガイン断層のメカニズム、そして日本との共通点を探りながら、防災意識の向上に繋がる情報を提供します。

ザガイン断層:世界屈指の活動度を誇る巨大断層

ミャンマーを南北に走るザガイン断層は、全長1000キロメートル以上に及ぶ巨大な断層です。インド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートの衝突によって形成され、世界でも有数の活動度を誇ります。過去にもM7クラスの地震を繰り返し引き起こしており、2011年のシャン州地震(M6.8)、2012年のザガイン地域地震(M6.8)、2016年のマグウェ地域地震(M6.8)など、近年だけでも大きな被害をもたらす地震が発生しています。

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今回の地震は、このザガイン断層が約200~280キロメートルにわたって横ずれを起こしたことで発生しました。これは、2024年の能登半島地震(M7.6)の断層の動き(約150キロメートル)をはるかに上回る規模であり、被害の甚大さを物語っています。専門家の中には、今回の地震の死者数が1万人を超える可能性もあると指摘する声も上がっています。

横ずれ断層の脅威:熊本地震と中央構造線断層帯

横ずれ断層による地震は、日本でも発生しています。2016年の熊本地震は、内陸の横ずれ断層が引き起こした大地震の典型例です。また、日本には近畿地方から四国地方にかけて、全長500キロメートルを超える「中央構造線断層帯」という長大な横ずれ断層が存在します。ミャンマーの地震は、決して他人事ではなく、日本にとっても大きな警鐘と言えるでしょう。

地震大国・日本の教訓:防災意識の向上を

日本とミャンマーは、共に地震多発国であり、巨大地震の脅威に常に晒されています。ミャンマーの地震は、私たちに地震への備えの重要性を改めて認識させてくれます。日頃から家具の固定や非常持ち出し袋の準備など、できることから対策を講じることが大切です。

専門家の見解:鎌田浩毅氏(京都大学名誉教授)

京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏は、「インド洋東岸は日本列島と同じ地震の変動帯に位置しており、巨大な直下型地震への警戒を怠ってはならない」と警鐘を鳴らしています。地震はいつどこで起こるか予測できません。だからこそ、日頃からの備えが重要なのです。

まとめ:地震への備えは万全に

今回のミャンマー地震は、ザガイン断層の脅威を改めて示すとともに、地震大国である日本にとっても大きな教訓となりました。地震への備えは決して過剰ではありません。家庭や地域で防災対策を見直し、万が一の事態に備えましょう。