中国からの難民申請者、100万人を突破:抑圧的な政治体制とコロナ禍が背景に

中国から海外への難民申請者が、習近平国家主席の指導部発足以降の2012年から2024年までの間に100万人を突破したことが明らかになりました。これは、中国国内の抑圧的な政治体制や、コロナ禍における厳しい監視体制から逃れようとする人々の増加が背景にあると考えられています。

増加の一途を辿る難民申請者数:アメリカの現状

ニューヨークのクイーンズ地区、フラッシング。ここは多くの中国系移民が暮らす街ですが、近年、難民申請中の中国人も多く見られます。彼らはトランプ前大統領時代からの不法移民摘発強化、そして中国政府による送還受け入れの姿勢に強い不安を抱えています。「送還されるかもしれない…」。不安の声が、この街の雑居ビルで開かれる情報交換会で囁かれています。

ニューヨークのクイーンズ地区、フラッシングの様子ニューヨークのクイーンズ地区、フラッシングの様子

アメリカは中国からの難民申請の最大の受け入れ国ですが、移民政策の変遷により、申請者の未来は不透明な状況にあります。

言論統制、景気低迷、コロナ禍…:人々を国外脱出へと駆り立てる要因

習近平指導部発足以降、中国では言論統制が強化され、景気低迷も続く中、海外への移民を希望する人が増加傾向にありました。さらに、新型コロナウイルスのパンデミックを契機に、国民一人ひとりの行動を監視・管理するシステムが整備されたことで、絶望した人々の国外脱出が急増しました。

著名な中国問題専門家、李明氏(仮名)は、「中国政府による統制強化と社会不安の増大が、人々を祖国から逃れさせようとする大きな要因となっている」と指摘しています。

国連の統計:記録的な数の難民申請者

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の統計によると、2024年に難民申請をした中国人は推計17万6千人に上り、記録が残る1951年以来最多となりました。これは、中国国内の状況が深刻化していることを如実に示す数字と言えるでしょう。

自由を求める人々の未来:国際社会の対応が問われる

中国からの難民申請者数は増加の一途を辿っており、国際社会の対応が問われています。自由を求めて祖国を離れた人々に、どのような未来が待ち受けているのでしょうか。