桜を見る会 安倍首相の説明詳報(6完)「法違反にはまったく当たらない」





 取材に応じる安倍首相=15日午後、首相官邸

--開催要領の招待範囲を広げたのは、市井の方々のためということだったのか

「あの、既にですね、今申し上げましたように、相当これはもう最初からの慣行ですから、いわば実態を反映させたということなんだろうと思います。で、そうした実態になったということについては、今まで、今申し上げましたようなですね、より多くの方々、まあいろんな方々に来ていただこうということだったんだろうと思います。その結果ですね、やはり基準等にさまざまな曖昧ではないかという、まあそういう指摘が出てきたということ、それは受け止めなければいけないと、まあこういうことであります」

--先ほど、広い意味での後援会活動と言われたが、後援会が実際にする活動であれば、収支報告書への記載が必要だと思う。このあたりはいかがか

「収支報告書への記載は、収支が発生してはじめてそれは発生するんです。あのこれ、公職選挙法を見ていただければ明らかなんですけれども、それは、収支報告書、政治資金規正法上、収支が発生して初めて記入義務が生じます。今申しましたように、交通費、宿泊費等について、直接代理店に支払っていれば後援会に収支は発生しません」

「前夜祭についても、ホテルが領収書を出し、そしてそこで入ったお金をそのままホテルに渡していれば、収支は発生していないわけでありますから、政治資金規正法上の違反にはまったく当たらないということであります。その際にですね、事務所の者がそこで受付をするということは、これ問題ないということでございます」

--そのツアーを事務所の方々が取りまとめていたことは把握していなかったということでいいか

「それは知っていました」

--報告を受けていたということか

「報告は受けていません。あの、政治資金規正法上問題ないということは、当然、今まで事務所のさまざまな活動が、そのようにやっておりますから」

--ツアーを取りまとめていたということは報告を受けていたか

「取りまとめというかですね、そうした形で来られる方々について、代理店にお願いをしてやっていたということは知っています」

--結果として、後援会が国の事業に対して非常に深く関わる結果になっていると感じるが、この点についてはどうお考えか

「先ほど申し上げましたようにですね、長年の慣行で推薦を行っていたということなんですね。その中で、そうした結果になってきたと、そういうのの積み重ねだったんだろうと思います。ですから、今回そういう点も含めて見直しを行ったということであります。どうもありがとうございました」

=(おわり)



Source link