【キーウ、モスクワ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、ロシア軍による同日のウクライナ攻撃には黒海から発射されたミサイルも含まれていたと指摘した。ロシアが無条件停戦を拒む理由の一つは「黒海からわが国の都市や港を攻撃する能力を保持したいからだ」と批判した。
米政府は3月下旬にサウジアラビアでロシア、ウクライナそれぞれと協議後、両国が黒海での安全航行確保や武力行使の排除で合意したと発表した。だがロシアは履行には制裁緩和などの条件が付くと表明。黒海に限った部分停戦さえも実現の見通しは立っていない。