[モスクワ 8日 ロイター] – ロシア国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領は8日、今後数年で核保有国が増えるとし、西側諸国がロシアに対する代理戦争をウクライナで繰り広げ、世界を第3次世界大戦の瀬戸際に追い込んでいると非難した。
2026年2月に失効する米ロの新戦略兵器削減条約(新START)に関するテレグラムへの投稿で、核戦争のリスクがかつてないほど高まっていると指摘。英仏の指導者が最近、自国の核兵器に言及したことについて、欧州の大国が「乏しい戦略的能力」を巡って戦争の威嚇をしていると批判し、非常に危険な状況だと述べた。
その上で「いわゆる『ウクライナ』を巡る紛争が完全に収束しても、今後数十年の核軍縮は不可能な状況だ」とし「世界はより破壊的な新兵器を作り出し、新たな国々が核兵器を保有することになるだろう」と述べた。