「ニセコは追わない」長野・白馬: 民宿発祥の地は外資とどう向き合うのか


押し寄せるオーバーツーリズムの波

長く右肩下がりだった白馬の注目度は、反転し急上昇中だ。観光客は2024年に271万人にのぼり、20年前の水準に回復した。白馬村観光局によると、昨年11月~今年2月の観光客は前のシーズンに比べ14%増の約130万人になり、過去20年間の最高記録を更新した。同期間のスキー場来場者数はのべ89万人を超え、その46%が外国人観光客だった。

村内にも余波がある。特急バスの運賃高騰だけでなく、キッチンカーの牛丼が1杯2500円で売られていたり、タクシー不足が深刻になったりしている。スキー場の混雑や交通渋滞、地価や家賃の上昇、物価高などが問題になっているニセコと類似の状況だ。



Source link